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「口で呼吸」していませんか?【口呼吸の身体への害とその対策】

 

 

こんにちは。 

最近、上の子ども(6歳)が夜に口を開けて寝ているのをみて「こりゃイカン!」とおもい、どうやって鼻で呼吸をさせようか真剣に考えている、歯科衛生士のナカタ コマチです。

 

 

あなたは口で呼吸をすること(口呼吸)の身体への害を知っていますか?

 

 

人間を含む哺乳類は、本来すべて鼻で呼吸をする生き物なんです。

 

 

身体のつくりが鼻で呼吸をするようにできている、ということです。(ちなみに犬が口を開けてハァハァしているのは、呼吸をしているのではなくて、ああやって体温を調節しているだけで、呼吸は鼻でしているんですよ〜)

 

 

身体の器官としてみてみると、

  • 鼻は「呼吸器」であり
  • 口は「消化器」の一部なのです

 

日常的に口で呼吸をしている人は、本来とちがう使い方で身体を使っていることになりますから、その悪影響はけっして小さいものではないんです。

 

 

今回は口呼吸について、その体への悪影響と対策をお話ししていきたいと思います。

 

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口呼吸の身体への悪影響

 

虫歯になりやすくなる

口で呼吸をしているということは、基本的に「常に口を開いた状態でいる」ということです。

 

 

口を開いていると唾液が少なくなってしまい、特に前歯が乾燥してしまいます。

 

 

歯は唾液の働き(再石灰化や脱灰防止)によって虫歯を防止できているのですが、口呼吸をすることで乾燥してしまうと唾液の恩恵が受けられず虫歯になりやすくなってしまうんです。

 

 

口臭がきつくなる

口臭のもっとも大きな原因は口の中の細菌です。

 

 

大勢の人の前で話しをしなければいけないなど、緊張している人のそばにいて、口臭がきついなぁ…と感じたことはありませんか。

 

 

これも口呼吸により口が乾燥し(唾液が不足し)、口の中の細菌が増えてしまったことが原因です。

 

 

唾液には「虫歯予防」や「抗菌作用」などさまざまな働きがあります。以下の記事でもくわしく説明していますので興味のある方はぜひご覧ください。

 

【関連記事】あなたの知らない唾液のはたらき – ママは歯科衛生士

 

 

空気中の菌が直接身体の中へ入ってきてしまう

 

空気中にはさまざまな菌やダニ、ホコリが舞っています。

 

 

本来の鼻呼吸をしていれば、鼻の粘膜や毛によって多くの菌などはブロックできるのですが(病原菌の5〜8割はカットできるとも言われています)

 

 

口で呼吸をしてしまうと、菌やゴミを含んだ空気がダイレクトに身体の中へ入ってきてしまいます。

 

 

こうして直接器官に菌が影響することで慢性的なアレルギーの原因になるんです。

 

 

 風邪を引きやすくなる

 

通常の鼻呼吸をしていれば、吸った空気は鼻の中をとおって身体の中へ入ってきますよね。

 

 

そのとき身体の中に入ってきた空気は、鼻の中の粘膜の影響であたためられ、湿度を保った状態になっています。

 

 

ですが、口から呼吸してしまうと乾燥した空気がそのまま体に入ってきてしまいますからのどや肺を痛めて風邪を引きやすくなってしまうんです。

 

 

睡眠時無呼吸症候群になりやすい

 

口呼吸がくせになってしまっている方は、日常的に口で息を吸ったり吐いたりしやすいように舌が本来の定位置よりも後ろにあることが多いです。

(舌の正しい位置については、このあと説明します。)

 

この状態のまま横になって寝ると、舌が気道をふさぐ形になってしまい無呼吸症候群になってしまいます。

 

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口呼吸を防ぐ対策 

 

まずは、意識する 

身も蓋もありませんが、まず第一に大切なことは意識です。 

自分が口呼吸をすることを認識し、日ごろから鼻で呼吸するように意識するのです。

 

 

そのためにひとつ、知っておいていただきたいことがあります。

 

 

それは「舌のただしい位置」です。

 

 

舌は、上の前歯2本のうしろに付いた状態が定位置なのです。

 

 

口呼吸をしている人はこの舌の位置が定位置にないことが非常に多いので、いちどご自身の舌の位置を確認してみてください。定位置にないようであればこのポイントを意識するだけでだいぶん違いますよ。

 

 

寝る時、口だけにマスクする 

 

ある程度強制的に鼻での呼吸を促す、というやり方です。原始的な方法ですが、起きた時のノドの痛みなどが改善されていることに気づかれると思います。

 

 

外でマスクを着するときのように鼻まで覆ってしまうのではなく、口だけにマスクをするところがポイントです。

 

 

口を閉じてガムを噛む

 

口呼吸をしている人は、それがクセになってしまっていることで口を閉じる筋肉が弱っている場合があるんです。

 

 

そんな方へのトレーニングとして「口を閉じて」ガムを噛むことが有効です。

 

 

噛むガムはキシリトール100%のガムにすることで虫歯予防も同時にできますからおすすめです。

 

 

キシリトール100%ガムについてはこちらの記事で詳しく説明しています。

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口呼吸専用グッズをつかう

 

これはわたしは使ったことがないのですが、子どものいびきを気にしていたママ友が「めっちゃ効果あった!」と絶賛していたので紹介します。

 

 

これも仕組みはとっても原始的なグッズで、寝る時に口をテープでとめることで鼻呼吸の習慣をつける(=いびきを防止する)というものです。

 

 

友人から最初にこのグッズの話を聞いたときは「ホンマかいな!?」と思ったのですが(みなさんもきっとそうだと思います ^^;)

 

 

Amazonのレビューなどではとても高評価されているようなので、手軽に鼻呼吸を習慣づけたりいびきを防止したりしたい方は一度お試しされてもいいとおもいます。

 

 

 

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