ママは歯科衛生士

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ようこそ。あなたの知らない歯の世界へ

「硝子の少年」と「鉄の女」強いのはどっち?

 

 

こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。

 

 

技術職であるわたしの父は、ときおり思いもかけない角度から疑問を投げかけ、わたしをハッとさせます。

 

 

もう20年ほど前の話です。

居間でTVをテレビを見ていると、KinKi Kidsがデビュー曲の「硝子の少年」を歌っていました。 小室ファミリーやビジュアル系バンドなどが主流の当時の音楽シーンの中で、レトロに響く「硝子の少年」は当時のわたしにとっては逆に新鮮に映ったものでした。

 

 

ですが父にとってはその曲調以前に気になることがあったようで、わたしにこんなことを尋ねるのです。

 

 

「硝子の少年て、この場合のガラスは「壊れやすい」ことの比喩でつこてるんやな?」

 

 

わたしの頭の中は??です。

 

 

っていうか、こういう歌詞のレトリックを厳密に理解しようとする姿勢って、理屈っぽくてあまり好きではないのです。 なんとなくわかるじゃん、と感じてしまうたちなので…。

 

 

そんなわたしの気持ちを知ってか知らずか(まあ、知らないのですが)、父は続けます。

 

 

「ガラスは確かに壊れやすいけど、硬いんやで」

 

 

わたしはTVに集中したいのですが、父は一度こうなると止まりません。

 

 

「ためしに鉄のナイフみたいなもんでガラスに傷をつけてみぃ。じっさいは、傷なんかつけられへんのや」

 

 

その後も父は話を続けていたのですが、要は 「強い」って何なのかついて説明しようとしているようなのです。

 

 

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たとえば、みなさんはガラスと鉄を比べたとき「強い」のはどっちだとおもいますか。

 

 

多くの方はなんとなく「鉄」の方だと感じるかと思うのですが、理由をきかれるとはっきりと答えることはできないのではないでしょうか。

 

 

なぜならこれ、「強い」の定義を理解していないと答えられないのです。

 

 

さらに、どっちが強いかを考えるとき紛らわしい概念に「硬度」と「剛性」というものもあります。

 

 

ガラスと鉄の比較で見ると、

ガラスは壊れやすいという点で「剛性」は低いのですが、硬いので「硬度」は高い。 一方、鉄はガラスのように割れたりしない点で「剛性」は高いですが、硬さ「硬度」でみるとガラスよりも低いことになります。

 

 

もっと身近な例では、「せんべい」と「まんじゅう」なんかも比較しやすいです。 せんべいはまんじゅうより硬いので「硬度が高い」ですが、まんじゅうよりもずっと割れやすいので「剛性は低い」といえます。

 

 

……って、えーと、気づくと父のようになっていますね、わたし ^^;

 

 

話を戻させてもらいます。(硬度とか剛性とか、どうでもいいのです!)

 

 

わたしが話したかったのは「人間の強さ」ってなんなのかということなんです。

 

 

人の意見をはね退け、自分の決めたとおりにしか行動しない人がいます。反対にいつもニコニコ腰が低く弱そうに見えるけれど、相手の意見をじょうずに取り入れ自分の行動を変化させていく人がいます。

 

 

前者は「硬度」と「剛性」の概念を使って言えば(結局使うんかい!)硬度が高く、剛性が低い人、後者は硬度は低いが剛性が高い人ということができそうです。

 

 

わたしは人間の強さを計るとき、重要なのは「硬度」よりも「剛性」なのではないかと考えているんです。

 

 

いくら自分の決めたことを曲げず人の意見に耳を貸さない強さ(=硬度)をもっていても、そういう人ってやっぱり脆いとおもうのです。ちょっと強い力が加わるといっきに壊れてしまうというか。

 

 

 

それに対して人の意見を聞いてどんどん自分の行動を変化させていく(剛性が高い)人って、まわりからは一見気弱に思われたりするけど、最終的にはその人の目指す形に到達できるんじゃないかなぁって感じます。

 

 

「硝子の少年」と「鉄の女」

 

 

この観点で見ると、どうやら強いのは「鉄の女」の方に軍配が上がりそうです。 強い圧力がかかってぐにゃっと曲がることはあっても、鉄の女の方があきらかに粘り強く、パリンっと砕け散ってしまうことはなさそうですから。

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