ママは歯科衛生士

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ママは歯科衛生士

ようこそ。あなたの知らない歯の世界へ

マスクをして自分の口臭に焦ったことのあるあなたへ。【口臭の原因と対策】

 

 

こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。

 

 

わたしは歯科医院ではたらいていますが、歯科医院に来られる方の多くは虫歯等の治療のために来院されます。

 

 

なのですが、

最近すこしずつ増えてるなぁと感じるのが、不安な様子で「自分の口臭が気になるんですが、大丈夫でしょうか?」といって来院される患者さんなんです。

 

 

外の気温が下がってくると、風邪予防の目的以外にも防寒対策としてマスクをされる方が増えてきますよね。

 

 

長時間マスクをつけているうちに自分の口臭が気になりだして、一度気になると、そればかりが気になってしまって歯科医院に相談に来られるというパターンの方も多いです。

 

 

そこで今回は口臭の主な原因と対策についてお話ししたいと思います。

 

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マスクでにおう自分の口臭

 

まず一般的な口臭の原因についてお話しをする前に、マスクをした時に感じる自分の口臭について、すこし説明させていただきます。

 

 

というのも、マスクをした時に感じる口臭の多くは、じつはまったく気にする必要のないニオイである場合も多いからです。

 

 

マスクをして気になるニオイというのは主に

  1. マスクについた唾液が乾いたニオイ
  2. 皮脂や汗に細菌が繁殖したニオイ
  3. きつい口臭

 

これらが原因であることが多いです。

 

 

そしてこの3つのうち、1と2のケースについては、はっきり言って気に病む必要はありません

 

 

そもそも原因は口臭でなく、唾液であり、細菌だからです。

 

 

これらが原因でにおうケースについては、同じマスクを長時間つけないようにするだけで解決できます。

 

 

口臭が気になるという方の中には、じつはこのケースである場合も非常に多いですので、一度自分はどうなのかを振り返ってみていただければと思います (^^)

 

 

口臭の原因

 

では、口臭の原因について説明していきたいと思います。

 

 

口臭の原因は、おおきく2つに分けることができます。

  1. 生理的口臭
  2. 病的口臭 

のふたつです。 

 

 

1の「生理的口臭」とは、にんにくやニラなどの食べものを口にした時のにおいやタバコ・アルコールなどを嗜んだときのにおいのことです。こちらはわかりやすいですよね。

 

それに対して2の「病的口臭」とは、その名のとおり病気(身体の炎症等)によって引き起こされる口臭のことをいいます。

 

 

おそらく、自分の口臭が心配だという方のほとんどは「病的口臭があるのではないか?」という心配をお持ちなのだと思います。

 

 

そこで「病的口臭」についてもう少しくわしくみていきますね。

 

 

病的口臭とは

 

病的口臭とは、さきほども触れたとおり病気によって発生する口臭のことです。

 

この病的口臭を引き起こす原因としては、お口のトラブルや内臓系、呼吸器系、糖尿病などいくつかあるのですが、そのほとんど(約90%)はお口のトラブルだと言われています。

 

 

その中でも特にポイントとなるのは以下の3つです。

  • 唾液の減少
  • 舌苔(ぜったい)
  • 歯周病

 

それぞれについて、みていきましょう。

 

 

唾液の減少 

 

唾液には、歯の再石灰化を促したり、歯の脱灰を防いだりする働きがあるほか、口の中の菌を殺菌抗菌する作用があります。

【関連記事:あなたの知らない唾液のはたらき - ママは歯科衛生士

 

 

逆に言うと、なんらかの原因で口の中の唾液が減ってしまうと、殺菌・抗菌のちからが弱まり、細菌が繁殖して口臭がきつくなってしまうのです。

 

 

では、唾液が少なくなるのはどんなときでしょうか。

  

歯の磨きすぎ

これはすこし意外な答えかもしれません。

歯を磨くことで良くないことがある、なんて考えたことがない方もいるのではないでしょうか。

 

 

ですが(だからこそ)、気をつけていただきたいのです。

 

 

歯の磨きすぎは、歯のエナメル質を削りすぎて薄くしてしまい知覚過敏の原因となる、というデメリットがあるほか、たいせつな唾液を洗い流してしまうという悪影響があるのです。

 

 

歯みがきは朝・夜の一日2回でじゅうぶんです。

よかれと思い、昼休みにも磨いている方は以下の記事をご覧になり、あたらしい習慣を身につけていただければと思います。

 

【関連記事:【昼休みの歯みがきは逆効果!】正しいケアの方法教えます 

 

 

口呼吸 

人間を含む哺乳類は本来、鼻で呼吸する生き物です。

 

 

ですが近年、大人も子どもも「口呼吸」といって口で呼吸する癖がついた方がとても多くなっています。

 

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口呼吸を常時繰り返していると唾液が蒸発し、減少してしまいます。この口呼吸による唾液の減少が「病的口臭」の原因になるんです。

 

【関連記事:「口で呼吸」していませんか?【口呼吸の身体への害とその対策】

 

 

緊張・ストレス

上記のふたつに比べれば一時的なものですが、緊張やストレスによる口臭というのもけっこう身近なものだと思います。

 

 

人前で話すときプレッシャーのかかる場面などで、そのひとの口臭が気になったことがある人も多いのではないでしょうか。

 

 

それは緊張やストレスにより唾液が減少したことで発生した口臭だったのです。

 

 

 舌苔(ぜったい) 

 

舌苔とは、舌にたまった食べかすや粘膜、細菌のカスのことをいいます。

 

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http://www.showa-clinic.com/tangs.html

 

 

この舌苔ですが、むずかしいのはその扱いです。

 

 

口臭で悩む方の多くは舌苔を取るためにいわゆる「舌みがき」をやっている方が多いのですが、必ずしもそれが口臭を取り除く方法として正しいとは言えないのです。

 

 

なぜならゴシゴシと舌苔をこすり落としてしまうことで、逆に舌の表面が炎症を起こしてさらにきつい口臭の原因となってしまうからです。

 

 

もし舌苔が気になる方は柔らかい素材でサラッとぬぐう程度でじゅうぶんです。(舌みがき用のブラシを使うのであればやさしく、やさしく使ってください。)

 

 

歯周病

 

歯周病による口臭の発生もとても多いです。病的口臭の最大の原因と言ってもいいと思います。

 

 

歯周ポケット(歯と歯茎の境目)にプラークがたまると、細菌によって歯肉が炎症を起こしやすくなります。すると細菌の増殖でガスが発生し、口臭の原因となるんです。

 

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そしてさらにこの歯周病のやっかいな点が、初期の状態では自覚症状がないということなんです。

 

 

そのために気づくのが遅くなり、キツイ口臭が長期間発生してしまうパターンがとても多いです。

 

 

歯周病にならないためには、正しい歯ブラシを正しく使い、フロス・歯間ブラシでのケアも欠かさずおこなうことです。

 

 

歯みがきによる歯のケアには王道しかありません。 

 

 

「お手軽に、短時間でできるケア」というのは、内容もその程度のものであり、長い目で見れば残念な結果になることは目に見えています。

 

 

以下の記事も参考に、口臭はもとより、虫歯・歯周病のない健康な口腔環境をめざしていただきたいとおもいます。

 

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