ママは歯科衛生士

ママは歯科衛生士

ようこそ。あなたの知らない歯の世界へ

あなたのブログはアート系?それともデザイン系?

 

 

 

こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。

 

 

先日コーヒー屋でお茶を飲んでいました。すると、となりで小説家の東野圭吾さんの作品について議論を交わしている男女ふたりの声が聞こえてきました。

 

 

議論というか、言い争いに近い雰囲気でした。

 

 

ようは、女性の方は一連の東野圭吾の作品が大好きで、東野圭吾は「天才だと思う」と言ってその思いを語っているのですが、

 

 

男性の方は「たしかにすごく上手くはあるんだけど、心にグッと残る系の作品じゃない」から、そこまですごいとは思わない、というようなことを主張していました。

 

 

議論は平行線です。

 

 

わたしはこの言い争いを聞いていて、ネット上で話題になっていた、あるニュースを思い出しました。

 

 

映画「君の名は。」について映画監督の井筒さんとマツコ・デラックスが対談している内容で、おもに井筒監督が「君の名は。」をこき下ろしているものでした。

 

 

わたしはこのふたつ(コーヒー屋での男女の会話と、井筒監督の発言内容)の大もとには、共通のテーマが隠れていると感じるのです。

 

 

それは「アート」と「デザイン」の違いです。

 

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アートとデザインの違い

 

昔、なにかの本で読んだのですが、

世間の一般的な認識として「アート」と「デザイン」というのは、比較的近いものであると理解されているようだが、本来このふたつはまったく違うものであり、むしろ正反対に位置する概念だ、みたいなことが書かれていました。

 

 

わたしはこの「アート」と「デザイン」の違い、という視点を知ってからというもの、世の中に出回る商品やできごとについてとてもすっきりと理解することができるようになりました。

 

 

とくにわたし自身が目からウロコで、一般的にも誤解が多いであろう「デザイン」の概念から具体的にお話しさせていただきます。

 

 

デザインとは

 

デザインとは、一言で言えば「設計」であり、別の言葉をつかうと「最適化」と言うことができます。

 

 

つまり何らかの目的があって、その目的とするものを実現するために「計画」計算」することをデザインという、ということですね。

 

 

一般的にデザインというと、たとえばインテリアや衣装などを美しく装飾したりオシャレに飾ったり、といったことを想像しますが(正確には、わたしはそう考えていました、という意味ですが…)

 

 

本来のデザインの概念とは、ある目的を達成するための「計画」「計算」であり、感性によるものというよりは、とても具体的な論理によるものなのです。

 

 

アートとは

 

それに対し、アートというのは「設計」するようなものではなく(「計算」「論理」などではもちろんなく)、

 

 

もっと本能的な、感情的なものなのです。

 

 

たとえばピカソに代表される、具体的に何を描いているのかわからないような(失礼)抽象画などはわかりやすいと思います。

 

 

ああいった抽象画は、「ある物や風景の美しさ」といった言葉にできるようなものを描いているのではなく

 

 

画家が感じた「感情」や「衝動」そのものを表現したものであり、見る側はその画家の感情や衝動をただ感じることが、ただしい鑑賞のしかたなのだということです。

 

 

ですので、これは何々を表している、とか、ここから読み解く作者のメッセージとは、とかいった教科書的な鑑賞はまったく的外れだということがわかります。

 

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話は冒頭に戻って…

 

コーヒー屋の男女のかみ合わない会話も、この「アートとデザインの違い」という視点から見るとすっきりと理解することができます。

 

 

男性の方は、女性がいう東野圭吾のすごさ(「天才だと思う」)に対して、「心にグッと残る系の作品じゃない」からそんなにすごいとは感じない、と答えています。

 

 

つまり、男性の主張は東野圭吾の作品は「アートとしてピンとこない」と言っているのであって、デザインの面で否定しているわけではないのです。

 

 

それを証拠に、男性は「たしかにすごく上手くはあるんだけど」と東野圭吾の作品の「デザイン的な面」には一定の評価は下しています。

 

 

ですから、この男女の会話は、デザイン的な面では意見が一致している部分もあるので、まったくの平行線というわけではないのです。

ミステリー作家は、本来の意味では典型的な「デザイナー」だといっていいと思います。)

 

 

 

また、井筒監督の「君の名は。」批判ですが、こちらも同じ構造だと感じます。

 

 

井筒監督は映画というものに対し「アート」的要素を求めている(もっと言えば「アートじゃなきゃ映画とはいえない!」と思っている)ので、「君の名は。」は響かないのです。

 

 

ですがその言葉が足りないので、批判の意図が伝わりづらく、とくに「君の名は。」に感動した多くの人からバッシングを受けるという展開になっているのだと、わたしは理解しています。

 

 

わたしも「君の名は。」を鑑賞しましたが、誤解を恐れずにいえば、「君の名は。」はアート作品ではないとおもいます。

 

 

人間の感情をとてもよく計算し設計された、優れたデザイン映画だと思っています。

 

 

この「デザイン」の視点は、商業映画には必須です。

 

 

たくさんの人が関わり、たくさんのお金をかけて製作・上映されているわけで、個人的な「感情」「衝動」を優先するようなアート一辺倒の作品は、資金の回収の面からもおそらく許されないだろうと思います。

 

 

さいごに

 

この「アートとデザインの違い」という視点を理解すると、身の回り半径3メートルで起きているいざこざや、ネットの世界の炎上騒ぎなども、その構造がみえてきて非常に勉強になります。

 

 

そして「アートかデザインか」について考えていると、

 

 

じゃあこのブログはどっちかな? なんてことも思ってみたり…。

 

 

普段は「歯科衛生士という職業」の視点から「おすすめの歯ブラシ」や「歯の磨き方」などについて書いていますので、

 

 

それぞれの記事には伝えたい事実やメッセージがあることを考えると、デザイン系のブログだといえるんでしょうね。(うまくそうなっているかどうかは、また別の話 ^^;)

 

 

みなさんのブログは「アート系」「デザイン系」どちらですか?

 

 

 

【普段はこんな記事を書いてます】

www.mama-eiseishi.com

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