ママは歯科衛生士

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【虫歯の原因】スポーツドリンクが健康的な飲み物でない理由

 

 

 

こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。

 

 

なんとなく、わたしの勝手なイメージなのかもしれませんが…

 

 

男性ってスポーツドリンクが好きですよね (^^)

 

 

わたしの夫もその例に漏れず、お風呂あがりや夏の暑い日など、なにかにつけてスポーツドリンクを飲んでいます。

 

 

いえ、正確には、飲んでいました。

 

 

じつはスポーツドリンクって、「体にいい」というイメージが強いかもしれませんが、実際はまったくそんなことはないんです。 

 

 

以前、その理由をひとつずつ説明したことで、夫は今はよほどのことがない限りスポーツドリンクは飲まなくなりましたし、子どもにも飲ませようとはしません。

 

 

今回はそんなスポーツドリンクについてお話ししたいと思います。

 

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スポーツドリンクとは?

 

 

素朴な質問ですが、スポーツドリンクが「スポーツドリンク」とよばれている理由はなんでしょうか?

 

 

おそらく、

スポーツに代表される発汗時に、体内から失われた水分ミネラルを効率よく補給できる、というふれこみでそう呼ばれるようになったのだと思います。

 

 

であれば、スポーツドリンクは発汗時に失われたミネラルを適切に補給できる飲み物であるべきですが

 

 

実際のほとんどのスポーツドリンクは、そういったつくりになっていないのが現実なのです。

 

 

スポーツドリンクの成分

 

 

WHO(世界保健機関)が発汗時等に飲むべきと提唱している飲みものの成分は

 

  • ナトリウム:75mEq/L
  • カリウム :20mEq/L

 

なのですが、

 

 

成分的に比較的優れた日本のスポーツドリンクであっても、その中に含まれている成分量は以下のとおりで

 

  • ナトリウム:21mEq/L
  • カリウム :5mEq/L

 

必要な成分が必要な量、含まれていないのが現実なのです。

 

 

つまり、スポーツドリンクを飲んでも、発汗時に失われたミネラルを十分に補給できないのです。 

 

 

しかも、それだけではありません。

 

 

糖分量がすごいことになっている

 

 

わたしたち人間の体のなかに流れているブドウ糖の量って、どれくらいかご存知でしょうか。

 

 

一般的な方で約4グラム(角砂糖1個分)、糖尿病が疑われる食後の血糖値が200mg/dlの方であっても約8グラム(角砂糖2個分)のブドウ糖です。

 

 

これに対し、

一般的なスポーツドリンク500mlに含まれる糖分量(砂糖や異性化糖量)は、約30g程度で、なんと角砂糖7.5個分です。

 

 

もうこの数字だけでその「異常さ」がお分かりになるのではないでしょうか。

 

 

砂糖については、オランダ・アムステルダムの公共衛生局長がこう発言し話題になるほど、体には悪影響があります。

 

「砂糖は、アルコールやたばこと同じような麻薬だ」

 「砂糖を摂取すると、空腹感が収まったあとでも、さらに摂取したくなる。(中略)食品産業はこのメカニズムを悪用し、食品を必要以上に甘くしている」

出典:「砂糖は危険な麻薬」アムステルダム保健局長の主張

 

 

要するに、

スポーツドリンクは、本来からだに必要なミネラルなどは不足している一方、不必要な糖分は過剰に含まれているという点で、まったく「健康的な飲みもの」ではないことがお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

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虫歯・歯周病の原因にも…

 

 

これだけの糖分が入っていますから、スポーツドリンクは当然虫歯や歯周病の原因にもなります。

 

 

発汗時に一気に飲んで、その後は飲まない。というような飲み方をしていればまだマシなのですが、

 

 

少しのどが渇いたというたびに、スポーツドリンクをチビチビと飲んだりしていると、歯や歯ぐきをはじめとする口腔の環境には特に悪影響があります。

 

 

虫歯になりやすい飲食物の特徴には以下のようなものがありますが

 

  • 歯にくっつきやすい
  • 砂糖が多く入っている 
  • 長い時間、口の中に残る

 

スポーツドリンクのチビチビ飲みは、この下のふたつにバッチリ当てはまってしまうからです。

 

 

歯が溶ける

 

さらにスポーツドリンクが恐いのは、そのpH(ペーハー)です。

 

 

以前、以下の記事でもくわしく説明しましたが

www.mama-eiseishi.com

 

 

歯は、pHが5.5より低い環境にあると溶けていってしまう性質があるのです。

 

 

水やお茶などは「pH6」程度ですから、歯を溶かす心配はないのですが

 

 

一般的なスポーツドリンクは以下のとおり

 

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「pH3.5」と完全な酸性ですので、飲んでいるうちに歯が溶けて酸蝕歯(さんしょくし)という状態になってしまいます。

 

 

(酸蝕歯については上記の記事にくわしく書いていますので興味のある方はぜひご覧ください。)

 

 

まとめ

 

以上のように、健康的なイメージのあるスポーツドリンクですが、じっさいの成分を調べてみると、その実態はただの「糖分過多の嗜好品」であるといえます。

 

 

わたしがスポーツドリンクをほとんど飲まない、そして家族にも飲ませたくない理由をまとめると、以下の4つのとおりです。

 

  • ミネラルが十分に含まれていない
  • 糖分が多すぎる
  • 虫歯や歯周病の原因になる
  • 酸蝕歯の原因になる

 

 

じゃあ、何を飲めばいい?

 

 

じっさいに激しい運動をしていて、脱水が心配される場合などは熱中症時などでおなじみの「OS-1」がいいと思います。

 

 

それ以外のほとんどのシチュエーションであれば、麦茶などで水分補給をすることで十分です。もしそこに塩分を補給したいなどであれば「麦茶+梅干し」がおすすめです。

 

 

どうしても「スポーツドリンク」という名前にひきづられてしまいがちですが、内容や成分をよく理解していないと、知らず知らずのうちに体を壊してしまうことになります。

 

 

ぜひ今日から意識していただければと思います。

 

 

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