ママは歯科衛生士

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ママは歯科衛生士

ようこそ。あなたの知らない歯の世界へ

「歯ぎしり・食いしばり」はこわい。原因を知って早めに対策を!

 

 

 

こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。

 

 

朝起きるとなぜかアゴが痛い、あごの骨のあたりがジーンと重たい感じがする、奥歯が浮いたような感じがする、歯がしみる……

 

 

こんな症状ありませんか?

 

 

原因は睡眠中の「歯ぎしり」「食いしばり」であることがとても多いんです。

 

 

じつはわたしも歯の食いしばりのクセがあるのですが、日ごろ歯科医院で働いていてその恐ろしさを目の当たりにしているので、早めに歯医者に相談して、今も夜はマウスピースをして寝ています。

 

 

わたし自身、早めに対応したのにはワケがあります。

 

 

一言でいえば、歯ぎしり・食いしばりは放っておいていいことは何一つない、と日々の仕事で痛感しているからです。

 

 

今回はそんな「歯ぎしり」「食いしばり」の恐ろしさと対応策をお話したいと思います。

 

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歯ぎしり・食いしばりを放っておくと…

 

まず歯ぎしり・食いしばりの原因についてお話する前に、対処せずそのままにして放置しておくとどうなってしまうのかについてまとめたいと思います。

 

 

歯が抜けることもある

 

食いしばりによる歯・アゴへの影響というのは、想像以上に大きいものがあります。

  

たった一晩の食いしばりが、その人の一生分の食事でおこなう咀嚼と同程度の負担を歯やアゴに与えることもあると言われているほどです。

 

特に睡眠中の歯ぎしり・食いしばりは自覚することが難しいこともあって対応が遅れがちです。対応が遅れると歯ぐきにへの負担が蓄積され、しだいに歯がグラグラしてくることがあります。

 

こうして口腔環境が悪化してくると、毎日の歯みがきをていねいにしているにもかかわらず虫歯や歯周病になり、歯を失う原因になるんです。

 

 

自分が歯ぎしり・食いしばりしているかチェックするには

 

以下のような、食いしばりによる典型的な症状がないかどうかをチェックすることが大切です。

 

 

噛むと痛みがある

 

歯の周りには歯根膜(しこんまく)とよばれる膜があるのですが、食いしばりによってその歯根膜に炎症が起こると痛みがでます。

 

特定の歯が痛いのではなく、数本にわたって広く痛みがある場合は虫歯ではなく食いしばりによる炎症の可能性があります。

 

 

しみる

 

これも食いしばりの典型的な症状です。

 

知らず知らずのうちに歯に亀裂が入ったり欠けたりすることで刺激が伝わり、歯がしみるのです。

 

 

頭痛がする

 

頭痛の原因はさまざまですから、頭痛があるだけで原因は歯の食いしばりだと断定するのは難しい面もありますが、

 

歯ぎしり・食いしばりをする人の中で、頭痛を訴える方が多いことは事実です。

 

食いしばることで頬全体の筋肉(とくに側頭筋とよばれる部分)が緊張状態となることで症状がうまれます。

 

 

首や肩がこる

 

頭痛と同様、食いしばりによる筋肉の緊張が生む症状のひとつです。

 

じつは口の周りの筋肉は、首や肩とつながっているものも多いんです。咬筋(こうきん)とよばれる筋肉が疲労することで、その疲れた咬筋を首や肩の筋肉が補おうとして「こって」しまいます。

 

 

 骨隆起がある

 

骨隆起(こつりゅうき)とは、その名のとおりアゴや歯ぐきに骨が隆起し、コブができることをいいます。

 

下の歯であれば前歯の内側あたりに左右対称に2つの骨隆起が、上の歯であれば中央部に1つの骨隆起ができることが多いです。

  

歯ぎしり・食いしばりの原因は?

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原因は大きく以下の2つに分けることができます。

  • 精神的要因
  • 物理的要因 

 

それぞれについて説明しますね。

 

 

精神的要因

 

じつは歯ぎしり・食いしばりの原因のほとんどはこちらの精神的要因です。

 

睡眠中でなくとも、たとえば緊張しているときや不安なときを思い出してみてください。

 

無意識にグーッと歯を食いしばっていませんか?

 

睡眠中の歯ぎしりや食いしばりも、仕事でのストレス環境の変化による緊張などが主な原因になります。

 

とはいえ、好きでストレスを抱える人はいないわけですから、じゃあどうやって対策をとればいいんだろう…と思いますよね (>ω<)

 

その対策については、後述しますね。

 

 

物理的要因

 

歯ぎしり・食いしばりには精神的な要因でなく、物理的な要因によるものもあります。

 

たとえば、かみ合わせが悪かったり、虫歯があったりということです。

 

また、先ほどの精神的ストレスでなく物理的なストレス(疲れや体調不良など)でも起こりやすいですのであわせて注意が必要です。

 

 

歯ぎしり・食いしばりへの対応策

 

もっとも一般的効果が高い対応策はマウスピースの装着です。

 

 

わたしも毎晩寝るときはマウスピースを使用しています。寝るときに使うことから「ナイトガード」と呼ばれたりもします。

 

 

マウスピースにも大きく2つの種類があり「歯科医院でつくるマウスピース」と「市販のマウスピース」があります。

 

 

歯科医院でつくるマウスピース

 

食いしばる際にかかる歯や歯ぐきへの負担を軽減するために装着するマウスピースですから、自分の歯の型にピッタリのものが望ましいです。

 

この点、歯科医院でつくるマウスピースは自分に合わせた特注ですから効果は間違いありません。

 

費用は保険適用で5,000円程度から作れます。つくるに当たっての日数もそんなに長くはかからず、型をとった翌週にはできあがってくるのが一般的です。

 

参考までに、いま手元にあるマウスピースを載せてみますね。

 

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すこし寄ってみると…

 

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こんな感じです。

 

 

プロが型をとってつくるものですから、装着した時の「ピタッと感」は言わずもがなです。

 

 

ただし本当に「ピッタリ」したサイズですので最初の一週間ぐらいは逆にキツく感じられて、寝にくいという方も多いです。

 

 

慣れの問題ですので最初の違和感は我慢していただき、毎日の習慣にすることが大切です。 

 

 

市販のマウスピース

 

歯科医院でつくるマウスピースが一番望ましいのですが、時間がないなどさまざまな理由で市販のものを使いたいという方もいらっしゃいます。

 

 

そんな方のために、いくつかのメーカーは「お湯であたためて歯型をとってつくるマウスピース」を販売しています。

 

 

わたしがこれまでみた中で、またまわりの人の評価が一番高かった商品はこの「ドクターズナイトガード」です。

 

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歯科関連グッズの先進国アメリカ製で、ちゃっちいものが多い市販のマウスピースの中ではもっともしっかりした作りになっています。

 

 

とはいえ先ほどのお話したとおり、歯科医院で先生が歯型をとってつくってくれるマウスピースとは違いますので、

 

 

歯科衛生士としても、また食いしばりのくせがあるひとりの患者としても、どちらを薦めるかといわれれば「歯科医院でつくるマウスピース」ということになります。

 

 

どうしても市販のものを試してみたい…という方は一度お試しいただければと思います。

 

 

まとめ 

 

以上、歯ぎしり・食いしばりについてまとめました。

 

睡眠中のクセはなかなか自分では気づきづらいということもあり、自分の歯ぎしりや食いしばりについて早期に自覚することはなかなか難しいです。

 

逆に言えば、違和感を感じたときには早めに対応する必要があるということです。

 

ストレスの解消等、もちろん根本原因の解決ができれば最善ですがなかなかそう簡単にはいかない現状の中で、マウスピースによる対応はとても効果が高いです。

 

「あれ、もしかしたら食いしばりしてるかも…」

 

という方は、定期検診の際などに先生に相談してみてください。

 

一度マウスピースの良さを味わってしまうと、もうこれをせずに眠ることのほうが違和感を感じるようになります。

 

大切な歯を守るためにとても効果がありますのでぜひ参考にしていただければと思います (^^)

 

 

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