ママは歯科衛生士

ママは歯科衛生士

ようこそ。あなたの知らない歯の世界へ

歯の定期検診に行ってるから安心、ではない証拠。

 

 

こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。

 

 

近年、歯の大切さへの理解がすすむとともに、定期的なチェックの必要性が広く知られてきたことで、歯医者さんで行う「定期検診」やプロフェッショナルケアである「PMTC」を受けている方の数は増えてきています。

 

 

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https://www.jda.or.jp/pdf/DentalMedicalAwarenessSurvey_h28.pdf

 

 

ここ5年を見るだけでも、歯医者さんを受診するきっかけは

 

  • 「歯に異変を感じて」という方が減っているのに対し
  • 「チェックの時期だから」という方が増えている

 

ことが明らかですね。

 

 

素晴らしいことだと思います。

 

 

このような現状で、日本人の虫歯の数が減ってきているという調査結果も探すとたくさん出てきます。 

 

 

ですが、定期的なクリーニングをしていれば歯の健康は保てるのか、というと決してそんなことはないのもまた事実なんです。

 

 

定期検診だけでは歯の健康は守れない 

 

 

こんなデータがあります。

 

 

平均PCR

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※デンタルハイジーン406号より引用

 

 

これは定期的に歯医者でメンテナンスを受けている人といない人で、プラークコントロールの程度に差はあるのか、をあらわしたグラフです。

 

 

「PCR」というのは、「プラーク コントロール レコード」といって、どれだけ歯垢(プラーク)をうまく除去できているかを示す指標です。

 

 

PCRは、20%以下であればうまく磨けていると判断されます。

 

 

が、先ほどのグラフをみると、歯医者で

  • 年3回以上メンテナンスしている
  • 年2回以下メンテナンスしている
  • メンテナンスしていない 

の3者で、PCRはいずれも50%を越えており、大きな違いはみられないことがわかりますね。

 

 

つまり、ただ定期的にメンテナンスに行くだけでは、口腔環境をキレイに保つことはできないということです。

 

 

もちろんメンテナンスした瞬間はプラークは除去されきれいな状態になりますが、仮にその後のセルフケアをまったくしなかったとすると、その後2日目にはプラークの集積が始まり、7日目にはプラークの厚みは最大限にまで蓄積されてしまうんですよ。。

 

 

まあじっさいには、まったくセルフケアをしないという方はいないと思いますが、それでも歯と歯の間などのリスク部分をうまく磨ける方は少ないはずです。

 

 

さらに、こんなデータもあります。

 

 

虫歯の数

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※デンタルハイジーン406号より引用

 

 

「齲蝕(うしょく)」というのは、虫歯のことです。

 

 

これはけっこう衝撃的だと思いますが、

じつは定期的に歯医者でメンテナンスをしている方であっても、メンテナンスしていない方とほとんど変わらないぐらい虫歯が発生しているということです。

 

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クリーニングより大切なこと 

 

 

「えー! じゃあ定期検診に行っても意味ないってこと!?」

 

 

ここまでの結果を見るとそう思われる方も多いと思います。ですが、もちろんそんなことはありません。 

 

 

その証拠に、こちらのグラフをご覧ください。

 

 

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これは歯科医院で、クリーニングに加えて「あること」を行った結果、PCR(プラークの残り具合を表す数字)があきらかに減少していることがわかるグラフです。

 

 

その「あること」とは何か。

 

 

それは「口腔衛生指導」です。

 

 

つまり、いくら定期的に歯医者に通ってメンテナンスしていても、自宅で継続してケアする(セルフケア)ことができなければ意味がないということなのです。

 

 

そのセルフケアを正しく行っていただくためにおこなうのが「口腔衛生指導」ということで、

 

 

ある意味では、その場限りのメンテナンスよりも、家に帰ってから行うセルフケアのためのアドバイスを受けることこそが、定期的に歯医者に行く効果だとさえ言えるのです。

 

 

口腔衛生指導ってどんなもの?

 

 

歯ブラシの使い方やフロスの必要性などをお伝えすることはもちろんですが、わたしがもっとも大切だと感じていることは「歯垢の染め出し」をおこない、一緒に汚れを落とす感覚を覚えていただく、ということです。

 

 

「歯垢の染め出し」については以下の記事でくわしく説明していますので、ぜひご覧ください。

関連記事:電動歯ブラシ派も手磨き派も|歯垢染色剤で効果的な歯みがきを 

 

 

要は歯みがきをしているつもりでも、じっさいにはうまく磨けておらず歯垢が残ったままになっている部分を視覚的に確認し(真っ赤に染まって驚かれる方が多いです ^^;)、 

 

 

その染まった部分をどうやってキレイにするか、を一緒に汚れを落としながらアドバイスさせていただくことで、患者さんのセルフケア力をアップさせるということですね。

 

 

その際、わたしが働く歯科医院で患者さんに大好評なのが「ワンタフトブラシ」を使ったアドバイスなんです。

 

 

このブログでも何度も登場していますので、「またか」という方もいらっしゃるかもしれませんが ^^;

 

 

本当に大好評で喜ばれますので、良いものは何度でも紹介させていただきます。

 

 

ワンタフトブラシについてはこちらをどうぞ!

【歯科衛生士おすすめワンタフトブラシ】の効果でツルツルの歯に! 

 

 

歯垢の染め出しによって真っ赤に染まった部分をワンタフトブラシやフロスを使って落とす、この感覚をおぼえていただくことが、わたしたち歯科衛生士の大切な仕事のひとつでもあります。

 

 

定期検診に来られた患者さんに対しクリーニングをして歯をキレイにする。

 

 

これだけでは不十分で、クリーニングに合わせて染め出しを始めとする「衛生指導」を行うことではじめて、その患者さんの口腔環境が守れるということです。

 

 

その衛生指導も、数年に1回や2回ではすぐに忘れてしまい効果がありませんので、少なくとも半年に1回程度、定期的に行うことで定着してきます。

 

 

この「定着を促す」ことこそが、定期検診のキモの部分です。

 

 

あなたの行ってる歯医者さんは大丈夫?

 

 

逆に患者さん側の立場からみたときに、

 

 

定期検診にいってクリーニングをしてもらった際、「口腔衛生指導」がないような歯科医院はあまりおすすめできる歯科医院ではないかもしれません。

 

 

今回お話したことを頭の片隅にでも入れておいていただき、定期検診に行くときや歯医者さん選びの参考にしていただけると嬉しいです (^^) 

 

 

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