こんにちは。
歯科衛生士のナカタ コマチです。
みなさんは毎日のおやつにどんなものを食べていますか?
ママやパパであれば、子どものおやつにどんなものを選んでますか??
今回は、なにかとおやつを食べたがる子どもでも、虫歯になりづらい食べ方があるんですよ!というお話をしたいとおもいます。
このブログは歯についてのブログですから、読んでくださっているみなさんはどんなものが歯にいいのか悪いのか、だいたい見当がついているかもしれませんね。
パッと思い浮かぶものとしては……
やきいも、、おにぎり、、くだもの、、、、なんてところでしょうか。
(え? ぜんぜんそんなんじゃない??^^)
でも毎日のことですし、いつもいつもやきいもやおにぎりじゃ子どもも嫌がるでしょうし、ママやパパもあまり手間がかかっても疲れちゃいますよね。また子どももすこし大きくなると、お友だちとおやつを食べる機会も増えてきます。
そんな中で「あめ」や「チョコ」「クッキー」などを避けていくのはとても難しいことです><
じゃあ、どうしたらいいの?って話です。
チョコ。食べてもいいです。
わたしはぜんぜん食べていいと思ってるんです。で、じっさいじぶんの子どもにも食べさせてます。
もちろん健康面も考えて、毎日たくさん与えるのはよくないですが、お友だちや家族で甘いものを楽しむってことも子ども時代には大事な経験だとおもいます。
気をつけるべきなのは、おやつを食べること自体ではなくて、その食べ方なんです!
「じゃあ、どんな食べ方がいいの?」
この話に入る前に基本的な情報として、まずは虫歯になりやすいおやつと、なりにくいおやつについて簡単に説明しておきますね。
虫歯になりやすいおやつ
- チョコ
- クッキー
- ケーキ
- ドーナツ
- あめ
- キャラメル
- ビスケット
- 甘いジュース
- かりんとう など
これらのおやつは、
- 歯にくっつきやすい
- 砂糖が多く入っている
- 長い時間、口の中に残る
という理由で虫歯になりやすいのです。
この理由を理解することがとてもたいせつで、「こういう理由で歯に悪い」というポイントを知っておくと、他のおやつがあるときにこれはたべさせてもいいかどうかの判断の基準が持てるようになります。
じゃあ逆に虫歯になりにくいおやつってどんなものがあるのでしょうか。
虫歯になりにくいおやつ
- ゼリー
- クラッカー
- おせんべい
- するめいか
- ホットケーキ
- えだまめ(え、食べない??^^)
- やきいも
- おにぎり など
ということで、 さきほどの虫歯になりやすい理由にあてはまらないものがあげられるんですね。
どういうことかというと
- 歯にくっつきにくい
- 砂糖が少ない
- 口の中に残りにくい
ということです。
くりかえしちゃいますが、要は糖分が 口の中にたくさん残っていればいるほど虫歯になりやすい。
これを覚えておいてくださいね!
虫歯になりづらい、甘いものの食べ方
いよいよ、今回の本題に入ります。
どうやったら甘いものを食べても虫歯になりづらいのか。順番にみていきましょう。
お茶や水といっしょにたべよう!
甘いものが口に残っている時間が長ければ長いほど、虫歯リスクがあがるんでしたよね。なので、できるだけ甘いものが口の中にとどまらないように、お茶やお水といっしょに食べることで虫歯になりづらくすることができます。
甘いものを食べるなら、一度に食べてしまいましょう!
一番歯に悪い食べ方。それは甘いものをダラダラと長時間食べ続け(飲み続け)ることです。なぜなら……もうおわかりですよね。
そうです。甘いものが口の中にある時間が長くなるからです。
もう少し具体的にお話しすると、
虫歯菌は口の中に残った糖分を利用して「酸」を作ります。この酸が歯を溶かして虫歯の原因になるんです。
ということで、お子さんに対しては3度のごはんをしっかり食べさせて、おやつは1日1回まで(小さい子どもでも2回まで)と決めてしまうことにしましょう。
最後に
子どもがイヤイヤ期に入る2歳頃になると、やっぱり食べもの一つに対しても「これイヤ!」「あれイヤ!」となってママやパパを困らせますよね…><
すると、ついついおやつで機嫌をとったり、言うことを聞かせるためにおやつをあげたりしてしまうんですよねぇ。。。
わたしも今、下の子どもが3歳なのでよくわかります。
でも子どももよく分かっていて、一度「イヤイヤ言えば甘いものがもらえる」と学習すると、またすぐにイヤイヤ作戦にでるんです…。
そんなこんなできりもなくなりますし、どうしても家の中にはおやつがすぐ近くにあったりもするので、なるべく外遊びなどで楽しく過ごして、お腹を減らしてごはんの時間にしっかり食べられるようにできるといいですね。
……わたしもガンバります^^