白い歯は正義!自宅でホワイトニング

歯科衛生士おすすめ!歯がツルツル・キレイになる「PMTC」について説明します

 

こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。

 

 

とつぜんですが、

PMTCってご存知ですか?

 

 

PMTCとは、

Professional Mechanical Tooth Cleaning の略で、簡単に言うと「プロが専用の機械をつかって行う歯の掃除」というぐらいの意味になります。

 

 

わたしは勝手に歯のエステと名付けていますが^^

ただ歯がツルツル・ピカピカになるだけでなく、口臭歯周病虫歯インプラント歯周炎など、歯の健康もしっかり守ってくれるとても心強いクリーニング方法です。

 

 

歯科衛生士として、心からおすすめできる歯のクリーニングですので、今回はこのPMTCについてくわしくお話しさせていただきますね。

 

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普通のクリーニングとの違いは?

歯の定期検診や虫歯の治療がおわったあとに、

「歯石がついてますけど、取っておきましょうか?」とか「最後にクリーニングしておわりにしましょう」とか言われたことはありませんか?

 

 

これがいわゆる普通のクリーニング。

言いかえると「保険適用内」でのクリーニングとなります。 

 

 

一般的に歯石をとって、超音波ブラシなどでプラーク(歯垢)を落として、目立つ着色汚れをとっていくものです。

 

 

この、保険適用内のクリーニングは1回〜2回の来院でほとんどの場合は終わります。

費用も一回あたり3,000円から4,000円ぐらいと、クリーニングとしては比較的安いものとなります。

 

 

PMTCは「保険適用外」のクリーニング

じゃあ、PMTC(保険適用外クリーニング)は、保険適用内のクリーニングとはどう違うのか? 気になりますよね。

 

 

答えは、

PMTCは「すっごくていねいに」行うクリーニングだということです。

 

 

え、それだけ? 

 

 

と思われるかもしれません。はい、それだけです。

でも!そのメリットはとっても大きいですよ!

 

 

そのメリットを含め、以下にPMTCの手順とその効果について、くわしく説明させていただきますね。

 

1.準備

 口の中の汚れ(歯垢、歯石、着色など)を確認します。専用の染色剤を使って、歯垢や歯石に色を付けて確認することもあります。

(ちなみに、、この染色剤をつかうときは、舌や唇にも赤や紫の色が多少つくことがあるので、そのあとに用事がある場合は注意が必要です。)

 

 

2.歯石除去(スケーリング)

専用の機械で歯石をとります。 

 

「キーン」という、歯科医院でおなじみのあの音がします。ですが歯を傷つけることはありません。場所によっては「しみる」こともありますが、その場合は手を上げたり、痛い顔をして教えてください^^ガマンする必要はまったくないですよ〜

 

歯茎に炎症があると出血することもありますが、問題はありません。

このスケーリング時に、歯石といっしょに歯垢や着色汚れも落としていきます。

 

 

3.歯垢、細菌、着色を除去する(ポリッシング)

ここではさきほどの手順2で落とせなかった汚れを、さらに丁寧に落としていきます。

 

研磨剤を使用し、専用のブラシや器具で汚れを落としていくんです。ここでも痛みはありません。むしろ、すみずみまで磨かれていくのがわかって気持ちがいいくらいだとおもいますよ!ジェットクリーニングという機械を使う歯科医院もあります。

 

 

ジェットクリーニング 

塩と水流で汚れを落とす機械です。

はじめはその水圧に「ヒェ!?」と驚くかもしれませんが、どんな着色汚れキレイに落としてしまえるスグレモノです!(使用していない歯科医院もあります)

(ちなみに…最近流行りの「ジェッ◯ウォッシャー」などの、水流で歯の間の汚れを落とすあの機械とはまったく違う代物です。)

 

 

4.フロスや専用の器具でこまかい汚れの取り残しチェック

この4の手順までの段階で、すでに歯はかなりキレイになっています!

 

 

試しに、うがいをするときに舌で歯をさわってみてくださいツルッツルの状態のはずです。歯石で歯が覆われていた方は、その舌ざわりにほんとうに驚かれます

 

 

舌には細菌が複雑にからみ合ってできている「バイオフィルム」という膜があるんですが、これが普段の歯ブラシでは完全にとりきれないんですよ。

 

 

でもPMTCでは、その歯ブラシでとれないバイオフィルムを取り除くことができるのです。

 

 

バイオフィルムを取り除くと、その後しばらくは汚れそのものがつきにくくなるので、ツルツルの状態も長続きし、いいことづくめです。

 

 

5.さいごに虫歯予防のフッ素を塗布

 以上の5つで基本的なPMTCの作業は終わりとなります。

 

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気になるPMTCの費用は?

 

さきほどお話ししたとおり、PMTCは保険適用外(自費)となりますので歯科院によって幅があるのですが、安いところではおおむね5,000円から、高いところでは2万円ぐらいかかる医院もあるようです。(来院は1回ですむところが多いです)

 

 

費用が高額な歯科医院では、それに見合った最新の機械や器具をそろえているところが多い傾向にあります。

 

 

そんな歯科医院では、歯ぐきのマッサージをとりいれたエステ的な内容や、歯ブラシ指導などもあわせて行うといったこともあるようです。

 

 

もちろん、高ければ良い、ということはありませんし、ご自分がどこまでのサービスを望むのかによっても選ぶ基準は変わってくるとおもいます。

 

 

いろいろな歯科医院のホームページをくらべて、安心できそうな医院を探してみてくださいね。(わたしの感覚ですが、ホームページから伝わってくる印象が良い歯科医院は、じっさいに清潔だったり丁寧だったりすることが多いと感じています)

 

おわりに 

わたしは、PMTCを終えて歯科医院を出たあとの帰り道がひそかな楽しみなんです。

 

 

なぜかというと、磨き抜かれた自分の歯がスースー、ツルツルと気持ちがいいからです^^

 

しばらく何も食べたくない!という気持ちになります。(食べますが)

 

せっかくのツルツルがもったいない!と本気でおもいます。(食べますが!)

 

 

歯もきれいになって、気持ちもアガる。 

 

 

こんなPMTCをぜひみなさんにも経験していただきたく、今回は紹介させていただきました。ぜひ一度お試しください!

歯周病が気になる方は3ヶ月〜6ヶ月に一度、歯に自信のある方でも1年に一度はPMTCをおこなうのが理想的です。

 

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www.mama-eiseishi.com

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3 COMMENTS

miketaro1234

ナカタさんはじめまして。こんにちは、
ちなみに文中に出てきたジェッ○ウォッシャーって歯科医さん、歯科衛生士さん的にはどんなもんなんでしょう?

mama-eiseishi

はじめまして、みけたろーさん。
ご質問ありがとうございます。
ジェッ○ウォッシャーですが、一度サンプルを使わせてもらったことがあります。
目的としては、フロスや歯間ブラシと同じと考えていただいていいと思います。つまり、歯と歯の間の食べ物カスやプラーク(歯垢)を落とすための道具です。
大きな違いは、水流によって汚れを取ると同時に、洗い流してくれる点です。歯間ブラシのあとはうがいをしますが、そのうがいよりもダイレクトに水が当たるので汚れが停滞しにくいメリットがあります。
ただ、毎回水を入れる手間があったり、丁寧にやっていると 使用中に途中で水がなくなってもう一度水を入れる必要がでてきたりという手間もあります。
フロスや歯間ブラシよりも汚れをよく落とす、ということはないので、費用や続けやすさ(ジェッ○ウォッシャーのプシュっていう楽しい感覚も続けられる立派なモチベーションかもしれません)で選んでいただくのがいいと思います^ ^
ちなみに、わたしが知る範囲では先生や衛生士はフロスや歯間ブラシ派が多いかなーという気はします。正しくやれば、フロスや歯間ブラシで充分まいにちの汚れは落とすことができますので(^。^)

miketaro1234

ナカタさん
ついついネットの評判にのせられて買うところでした。
ご丁寧にありがとうございました。

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