こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。
わたしはドラッグストアなどにいくと、ふらーっとオーラルケア用品(歯ブラシや虫歯・歯周病予防のためのグッズ)の売り場に足が向いてしまいます。
(これも職業病って言うのでしょうか? ^^;)
最近、「白い歯」「ホワイトニング」という文字がとてもよく目につきます。
やっぱり白い歯って素敵ですよね!
笑ったときに白くて清潔な歯が見えると、その人は外見だけでなく、なぜか中身までちゃんとした人に見えてしまうのはわたしだけではないはずです。
白い歯は一種の魔法です^^
そこで今回は、歯を白くする「ホワイトニング」についてお話ししたいとおもいます。
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目次
日本人の歯は黃色い !?
これ、じつは本当のことなんです。
日本人の永久歯は、本来ちょっと黄色っぽい色をしています。みなさんも、ご自分の歯をまじまじと鏡で見ていただくとわかると思いますが、黄色っぽいんですよ。
残念ながら、わたしたち日本人はそもそも、欧米人のような白い歯ではないのが普通なんです。
日本人の歯が黄色い理由
それは、エナメル質が薄いからです。
歯は、外側から
- エナメル質(半透明の乳白色)
- 象牙質(黄褐色)
- 「歯髄」という神経と血管
で構成されています。
日本人は遺伝的に、エナメル質が欧米の方に比べると薄いために、その内側にある象牙質(黄褐色)が透けて見えることから、歯がすこし黄色っぽく見えるんです。(さらに、加齢によっても歯は黄色っぽく変化していきます。)
ドラッグストアで売ってる「ホワイトニング」って実は…
冒頭で、最近ドラッグストアで 「ホワイトニング」と書かれた商品がたくさん売られていると話しましたが、これらの商品のほとんどは歯を白くするものではありません!
じゃあ一体どういうものかというと
歯の表面の着色汚れを落とすものなのです。
というと、「たいした効果のないもの」と思われてしまうかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
- 歯がくすんできた
- 歯が黄ばんできた感じがする
こういった症状は、ほとんどが着色汚れによるものであり、
その着色汚れを落とすだけでも、歯は白く見えるようになって、顔の印象はぜんぜん違ってきます。
着色汚れとは
カレーやコーヒー、タバコにワイン、お茶、服用している薬など日々の飲食が原因で歯の表面につく汚れのことをいいます。
見た目的には
- 口を開けた歯の「黄ばみ」が強く感じたり
- 「くすみ」が目立ったり
といった感じになります。
こういった一般的な着色汚れであれば、じつは自宅でもある程度歯を白くすることは可能です。
わたし自身、緑茶や紅茶が好きで毎日飲んでいることもあって、着色汚れのケアは継続的に行っています。
わたしが使用している着色汚れ落としの商品はブラントゥースという歯みがき粉で、定期的に使っていると着色汚れが落ちて歯が白く・明るくなるのが実感できますよ。
ブラントゥースについて気になる方は、以下の公式サイトをご覧ください。おすすめの歯みがき粉です。
歯医者さんで行うホワイトニング
着色汚れを落とすと言った意味でなく、歯を元から白くするためには、歯科医院で行うホワイトニングをうけることが必須です。
(あっ、そうそう、ちなみに芸能人は白い歯の方がとても多いですが、あの方たちはホワイトニングをしている人も多いですが、歯を削ってセラミックの人工歯をかぶせている人もかなり多いです。)
では「歯科医院で行うホワイトニング」=「歯を白くするホワイトニング」にはどんなものがあるのか。説明をしていきたいと思います。
2種類あるので、それぞれについてお話ししますね。
オフィスホワイトニング
歯科医院内で行うホワイトニングで、費用は1回1万〜5万円ぐらいです。
流れは以下のとおりです。
1.カウンセリング
今現在の色を先生といっしょに確認します。写真で記録しておいたり、色見本を使って現在の色と目指す色を確認します。
2.歯のクリーニング
歯が汚れていると薬液の効果が出にくいので、歯石・歯垢・着色汚れを落としていきます。
3.薬液の塗布
4.光の照射
薬液を塗り、光を当てることにより歯の色を分解して白くします。
5.薬液を洗い流す
6.色の確認
これが一回の流れです。ただし、1度で目標の白さにするのは難しいです。納得のいく白さになるまで何度か通院して、繰り返し施術する必要があります。
そうですね、だいたい3,4回で目に見える効果がでてくると思います。(個人差がありますが。)
ホームホワイトニング
オフィスホワイトニングは歯科院内で行うホワイトニングでしたが、このホームホワイトニングはその名の通り、自宅で行うホワイトニングです。(とはいえ、何回かは通院する必要はあります。)
費用は1回5,000円から3万円ぐらいです。
こちらの流れは以下の通りです。
【1回目の通院】
1.カウンセリング
今現在の色を先生といっしょに確認します。写真で記録しておいたり、色見本を使って現在の色と目指す色を確認します。
2.歯のクリーニング
歯が汚れていると薬液の効果が出にくいので、歯石・歯垢・着色汚れを落としていきます。
3.歯の型をとる
あなたにピッタリのマウスピースをつくります
【2回目の通院】
4.マウスピースを受けとり、説明を受ける
あわせて薬液を購入します。
【2回目の通院後、1週間から2週間】
5.就寝する前にていねいに歯磨き
6.マウスピースに薬液を流す
7.歯にはめる
8.就寝
9.起床後、口をキレイにゆすぎマウスピースも流水で洗う
※5〜9を毎日繰り返します
【ふたたび通院】
10.歯の色の変化を確認
もう少し白くしたい場合は、さらに薬液を購入し(約5,000円〜1万円)、「5」からの流れを繰り返します。
ホームホワイトニングの流れは以上となります。
ホワイトニング全般の注意点
- 神経を抜いた歯は、上記の方法では白くなりません。歯の中にダイレクトに薬液を入れる方法があり、その方法だと白くすることができます。
- テトラサイクリン(という原因で茶色くなっている歯)は白くなりません。削って人工の歯をかぶせる方法が効果的ですが、「虫歯でない歯を削る」というリスクがあります。
- ホワイトニングの薬液は知覚過敏のところはしみる場合があります。(一時的なものなので問題はありません)
- 施術はニコッと笑ったときに見える前歯が対象で、多くても上下あわせて20本までしかできません。奥歯には行いません。
- ホワイトニングをして理想的な白さになっても、年月とともに色はまた変化してきてしまいます。(年齢の影響も受けてしまします)
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まとめ
白い歯って素敵ですよね。
外国人の歯のように、「真っ白!」というような白い歯に近づけたいのであれば、歯科医院で行うホワイトニングをうけていただくことが必須になりますが
その場合は、お金や時間もかかることは覚悟していただくほうがいいと思います。
そこまでしたいわけではなく、
- 口を開けたときに目立つ歯の黄ばみやくすみをどうにかしたい
- 最近、歯が黄色っぽく着色してきた気がする…
といった悩みであれば、まずは品質の確かなホワイトニング用歯みがき粉を使ってみてください。
これだけで、歯の白さはずいぶん違ってきて、顔の表情のあかるさもワンランクアップしますよ☆
いいホワイトニング用歯みがき粉をお探しであれば、歯科衛生士のわたしが愛用しているブラントゥースを試していただくのがいいと思います。
効果の確かさ、おすすめです (*^^*)
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