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【虫歯にならない秘訣】シュガーコントロールを知っていますか

 

こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。

 

 

一日3回、ちゃんと歯磨きしてるのに虫歯になる人がいます。

一方、歯磨きは一日1回しかしないのに虫歯にならない人もいます。

 

 

この違いは何によってうまれるのでしょうか。

 

 

赤ちゃんのころ親から口移しで食べものをもらうと、一緒に虫歯菌も移ってしまうとか、聞いたことがある人もいるかもしれません。もちろん、そういう理由で虫歯になりやすい環境になることはたしかです。

 

 

でも、それだけで片付けてしまうのはとてももったいないことです。

 

 

なぜなら今回お話しするポイントを日々に取り入れることで、確実に虫歯は防ぐことができるからなんです。

 

さっそくみていきましょう。

 

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虫歯とはなにか

まずはこれを理解することからはじめましょう。

虫歯とは「ある原因によって溶けてしまった歯」のことをいいます。

 

なぜ虫歯になるのか

言い換えると「なにが原因で歯は溶けてしまうのか」ということです。

ここはしっかり押さえておく必要があります。

 

 

歯が溶けてしまう原因、それは「」です。

 

 

ではなぜ歯に酸がつくのか。 

これを理解するために、口の中の環境について知っておきましょう。

 

口の中ってどうなってるの?

口に中にはとてもとてもたくさんの細菌が生息しています。なんと肛門にいる菌の数よりも多い、と言われているんです。(出口よりも入口のほうが雑多な環境にあるということですね。。)

 

 

この歯の表面にいる細菌は、甘いもの(砂糖=シュガー)が大好物です。で、細菌は甘いものを食べると酸を出します。その酸が歯を溶かすのです。

 

 

ここはたいせつなポイントなので、もう一度整理したいと思います。

 

虫歯発生のメカニズム
  1. 口の中にいる無数の細菌が
  2. 甘いものを栄養として
  3. 酸を出して
  4. 歯を溶かす

 

これが虫歯が生まれる流れです。逆に言うと、この流れのどこかを断ち切ることができれば虫歯にはならない、ということです。

 

 

ではどこを断ち切るか?

 

シュガーをコントロールする

まず先ほどの虫歯発生のメカニズム「1」をみてみましょう。

口の中にいる無数の細菌、です。これを取り除くことはできるでしょうか。

 

 

これは丁寧な歯磨きによって一時的には減らすことはできますが 、ゼロにすることは不可能です。よってここの流れを断ち切ることはできません。

 

 

つぎに「2」の甘いものです。

結論から言うと、ここが虫歯を作らないためのキモとなるポイントです。

つまり虫歯にならない方法とは、甘いものを制限すること=シュガーコントロールなんです。

 

シュガーコントロールの方法

シュガーコントロールというと、甘いものはいっさい食べないということだと思われるかもしれませんが、そうではありません。

 

 

そもそも、甘いもの(砂糖)はチョコやクッキーなどのお菓子だけでなく、毎日食べる普段の食事の中にもふんだんに入っています。それをゼロにすることは現実的ではありませんよね。

 

 

ではどうコントロールするのか。

 

 

甘いものを口に入れる頻度(回数)を減らすことでコントロールするんです。

甘いものの「量」ではありません。「頻度」だというところがポイントです。

 

 

甘いものを食べると、歯についている細菌が酸を出して歯を溶かします。

ですがじつはこの溶けた歯、一定の時間がたつと唾液の力で元通りに修復されるんです。これを再石灰化といいます。

 

 

ただしこの再石灰化は、口の中に甘いものがない時間が2〜3時間程度ないと起こってくれないんです。

 

 

つまり、甘いものを食べること自体はぜんぜん問題ではなく、甘いものをダラダラと断続的に食べて、再石灰化される時間がないことが問題なのです。

 

 

結論

甘いものはたべてもいい。好きなものを食べることは問題ありません♪

 

 

でも虫歯になりたくなかったら、再石灰化の時間を十分確保できるよう、食事と食事の時間(またはおやつの時間)の間隔を少なくとも2〜3時間はあけましょう。 これが鉄則です。

 

 

あなたには思い当たるフシがありませんか?

 

 

職場や学校にお家でも、小休憩をとるたびについ甘いものを口に運んでしまう。(ジュースも同じですよ〜)

 

 

Have a break!もいいですが、チビチビ・ダラダラと甘いものを口に入れるのは、口の中の細菌にエサをせっせと供給していることに他なりません ><

 

 

このチビチビ・ダラダラ食べ(飲み)をやめるだけで、確実に虫歯になりづらくなります

 

 

もちろん歯磨きのやり方やフッ素の効果的な塗布などのテクニック的な予防法もありますが、チビチビ・ダラダラ食べを止めない限り、その効果はあってないようなものです。だって次から次に虫歯の源が供給されているのですから。

 

 

今回紹介した虫歯になるメカニズムをよく理解して、虫歯を効果的に予防しましょう^^

 

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2 COMMENTS

traveler_da1

やっぱそうですよね。この土日、朝から夜まで飴やらガムとか、なにかをずっと口に入れている長女。そりゃ虫歯になりますよね。
長女にちゃんと言い聞かせます。親もちゃんと気をつけます。勉強になりました♪

mama-eiseishi

子どもは、虫歯の怖さとかイマイチ実感がないから言い聞かせるのもむずかしいですよね。
最近ウチはキシリトール100%のタブレットを飴がわりに食べさせてます。甘みがあるのでけっこう喜んでたべますよ〜(^-^)

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