白い歯は正義!自宅でホワイトニング

流行りの「ワイドヘッド」歯ブラシを歯科衛生士が試してみたので、その効果と感想を紹介します

 

 

こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。

 

 

最近、テレビコマーシャルなどで「ヘッドの大きな歯ブラシ」を宣伝しているのをよく見かけます。

 

 

街のドラッグストアで買えるものから、GCの「ルシェロ」という歯科専売の歯ブラシまで、ここ数年やたらと頭のおっきい歯ブラシが増えてきたなーと思っていました。

 

 

これらの「頭のおっきい(ワイドヘッド)歯ブラシ」のコンセプトは

 

 

細かく手を動かすのが苦手で、小さいヘッドの歯ブラシだと磨き残しが多くなってしまう人のための歯ブラシ

 

 

とのことで、、うーーん。。。

 

 

歯科衛生士のわたしとしては

 

「こんなもん邪道だー!!」

「こんなでっかい歯ブラシで、奥の細かいとこまで届くわけなーいっ」

 

と思って、これまで手に取ってきませんでした。

 

 

ですが、ここへきていくつものメーカーがこぞってワイドヘッドの歯ブラシを商品化しているということで、

 

 

使ってみたら新しい発見があるかも?

と思い購入して試してみましたので、今回はその感想をお伝えしたいと思います。

 

スポンサーリンク

 

 

今回試したワイドヘッド歯ブラシ

 

今回わたしが試したのは、以下の4つの商品です。

 

  • LIONの「ビトイーン贅沢ケア歯ブラシ(ミディアム)」
  • エビスの「プレミアムケアハブラシ 7列レギュラー( ふつう)」 
  • GCの「ルシェロ」B30(虫歯予防用)
  • GCの「ルシェロ」P30グラッポ(歯周病予防用)

 

なんか、口コミの評価もすごくいいんですよね……・ω・

 

 

 

 

 ワイドヘッド歯ブラシの共通点

 

  • ヘッドが大きく、歯ブラシの歯面に対する接触面積が広く、効率良く磨ける(らしい…が、ほんとうかなぁ??) 

 

  • 植毛が多い(普通の歯ブラシの約2〜3.5倍

 

  • 短い毛と長い毛の段差植毛になっている(歯と歯の間に入りこみ、汚れをとったり歯面を磨いたりできる…らしい

 

  • 普通の歯ブラシに比べて高額(だいたい1本300円ぐらいします)

 

 使用した感想

 

えーと、なんといいますか……

 

とりあえず、簡潔に書いちゃいますと

 

  •  ブラシの毛先が歯間や歯頭部に入り込み、歯周病の原因になる歯垢(プラーク)を効率よく除去できる!

 

  • ヘッドが大きいので歯肉にも毛先が当たりますが、毛先がやわらかいため歯肉を傷つけにくい!

 

  •  植毛が多いので歯磨きの時間が短縮できる!

 

 

ということで、

結果は「……アレ? けっこういいかも♡」でした ^^;

 

 

どんな人にオススメ?

 

歯科衛生士の仕事で毎日行うのが「ブラッシング指導」なのですが、患者さんの中にはご本人にやる気があってもなかなかじょうずに歯磨きができない、という方もいらっしゃるんです。

 

 

また、仕事が忙しくて歯磨きにあまり時間や情熱をかけられない、っていう方もいらっしゃいます。

 

 

それでもわたしたち歯科衛生士は、患者さんの歯を守るために必死に「ブラッシング指導」を行うのですが、やっぱり、時にわたしたちと患者さんとの間に温度差を感じたりもするんです。。

(あまり押し付けがましく指導しても逆効果になってしまったりもするので…)。

 

 

でも今回試した歯ブラシは、そんな患者さんたちにオススメしたい!と思えた商品です。

 

 

どういうことかと言うと、

歯科衛生士がふだん薦めるような「ヘッドが小さくて、奥歯までスムーズに磨ける」ような歯ブラシというのは、ある意味で「使う人を選ぶ」商品でもあるのです。

 

 

それは毎日それなりの時間をかけて、正しい使い方をすれば100点満点に近い結果を残すことができる商品、ということでもあるんですが

 

 

なにも毎日の歯磨きに100点満点なんて求めていなくて、もっと簡単に75点をキープできる程度でいい

 

 

という方にとっては、今回試したワイドヘッドの歯ブラシがぴったりだということです。

 

 

歯医者さんですすめられるようなヘッドの小さい歯ブラシは、じょうずにある程度時間をかけて歯磨きをしなければ75点どころか、50点分ぐらいしか磨けないこともあります。

 

「ちゃんと磨いてるのに!」と思っても虫歯になってしまうような方は、むしろワイドヘッド歯ブラシで75点をキープするほうがずっと効率的だと思います。

 

 

ワイドヘッド歯ブラシを使用する上での注意点

 

使用後は水気をよく切る

 

植毛が多い、ということは雑菌が感触しやすい、ということでもあります。

 

やっぱり、毛が多くなると乾くのに時間がかかり、歯ブラシの中が不潔になりやいです。使用後は流水でよく洗い、水気をよく切ってから通気性のいい場所に置いておきましょう。(ティッシュでかるーくふいてあげてもOKですよ)

 

「かため」はダメ 

 

大きいヘッドなので、毛先が歯肉にもあたります。

 

その際「かため」だと歯肉を傷つけてしまいます。

(このことを意識しているのだと思いますが、実際LIONの「ビトイーン贅沢ケア」、GCの「ルシェロ」B30、P30グラッポには「かため」は売られていません。)

 

 

まとめ

 

今回紹介したヘッドの大きな歯ブラシは、

  • 歯磨き指導を何度か受けてはいるけど、やっぱり虫歯ができてしまう…とか 
  • わかっちゃいるけど、毎日の歯磨きに10分とか時間かけていられない…

などの方にはとてもオススメです。 

 

 

ただし、「歯の並びが悪い方」や「親知らず」などはやっぱり小さめのヘッドでまいにち根気強く磨くほうが間違いなくキレイになります。

 

それぞれの方の希望や状態に合わせて使い分けることができることが理想ですね。

 

 

【関連記事もあわせてどうぞ】

mama-eiseishi.hatenablog.com

mama-eiseishi.hatenablog.com

mama-eiseishi.hatenablog.com