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【更新:2018年5月15日】
こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。
あなたは朝の歯みがき、
「起きてすぐ」派ですか、それとも「朝食後」派ですか。
わたしは歯科衛生士になる前までは「朝食後」派でしたが、いまは「起きてすぐ」派に転向しました (^^)
それには、はっきりとした理由があります。
今回は、朝の歯磨きは絶対に「起きてすぐ」するべき理由や根拠についてお話ししたいとおもいます。
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目次
そもそも、歯みがきの目的って?
まずは、これを理解することがたいせつです。
これを曖昧にしている、または誤解している方が多いために、誤った認識が広がってしまったり間違った歯の磨き方をしてしまったりするからです。
歯をみがく目的を一言でいうと、
虫歯や歯周病にならないために「細菌のかたまり」である歯垢(プラーク)を取り除くことです。
歯垢(プラーク)とは
「歯と歯ぐきの間」や「歯と歯の間」に付いている、あの白っぽくてネバっとした物体。それがプラークですが、あのプラークは細菌のかたまりです。
歯みがきの目的は、食事をした後に残った「食べカス」を取り除くことではないことに注意が必要です。
「食べカス」を取り除くことが歯みがきの目的だとすれば、食後に歯をみがくことも理にかなっていると考えられますが、歯みがきの目的はプラークを取り除くことなのです。
なぜなら、プラークこそが歯周病や虫歯の原因になるからです。(食べカスが原因になるのではありません。)
風邪やインフルエンザの場合を考えてみましょう
わたしたちはなぜ外から帰ってきたら手洗い・うがいをするのでしょうか。
外で付着した風邪などのウイルスや菌を洗い流すためですよね。
(もちろん、黒マジックを使ったときに手についてしまったインクを落とす、みたいな目的で手を洗うこともありますが、それは外から帰ってきたときに手を洗ったりうがいをしたりする本質的な目的ではありません。)
この手洗いの理屈と歯みがきをする理屈はまったく同じです。
大切なのでくりかえしますが、
歯をみがく目的は食べかすを落とすことではありません。菌のかたまりである歯垢(プラーク)を取り除いて、虫歯や歯周病を防ぐことです。
歯垢(プラーク)が一番多い時間帯は…
では、歯周病や虫歯の原因となる歯垢がもっとも多く繁殖する時間帯はいつなのでしょうか。
これが「朝起きてすぐ」の時間なのです。
こちらをご覧ください。
これは、口臭物質の濃度を一般的な1日の流れでグラフ化したものですが、
ここでいう「口臭物質」とは口臭の原因となる「細菌」の数と言い換えることもできます。
起床時、すごいことになっていますよね…。
歯垢1グラムの中には約1000億個以上の菌が生息していると言われています。これはウ◯チの中の菌の数よりも多いぐらいです。
歯垢は睡眠中に作られます。(寝てる間はほとんど唾液がでないからです。)
朝起きてすぐの口の中が臭うのには、こういう理由があるのです。
起きてすぐに歯を磨かないということは、このたまった菌を食べものと一緒にそのまま身体の中に取り込むことに他なりません。
歯垢に含まれる細菌には、虫歯や歯周病のもとになる菌のほか
- 心筋梗塞
- 糖尿病
など、命にかかわる病気になる細菌も含まれていますので、これを無防備に飲み込むことはとてもリスクが高いのです。
この事実を知って、わたしは朝起きたらすぐに歯をみがくことを習慣にしました。
今では、起き抜けの不快な口のまま朝ごはんを食べるなんて…😣 と感じるようになり
これまで普通にやっていたことが信じられないぐらいになってしまいました。。
真実はいつもシンプルですね。
朝食後は歯を磨かなくていいの?
とはいえ、朝ご飯を食べたあとになにもしないのは気持ち悪い、という方もいますよね。
わたしもそうです。
これから1日が始まる!
学校や会社にいざ出陣!というときに、
なんとなく口の中が気持ち悪いなぁ…
というのでは、その日1日、いいスタートがきれそうにないですもんね。。
じゃあどうすればいいのか。
もちろん、もう一度歯を磨くのもいいのですが、食事の後は(特に酸性のたべものを食べたあとは)歯がやわらかくなっていますので
この状態でゴシゴシ歯を磨いてしまうと、歯の表面を傷つけてしまうんです。
【関連記事】【昼休みには歯みがきしないでください】正しいケアの方法教えます
さらに、朝食後に歯を磨かなくてもいい理由としては
こんな本質的な理由もあるんです。
朝食後に歯みがきをしなくてもいい理由
論より証拠ということで、「食後の口の中の細菌数」を再びさきほどのグラフで確認してみましょう。
わかりますか?
赤く囲んだ「朝食後」はもちろん、昼も夜も
食後は口臭の原因物質(=細菌数)がとても少なくなることがお分かりいただけると思います。
これこそが、今回の記事のタイトルでもある
朝の歯磨き「朝食後」にしていませんか? 正解は「起きてすぐ」!
の理由となります。
簡単に言ってしまうと、
- 「朝イチで歯磨き」するのは、「朝起きてすぐ」の時間帯が一番口の中が汚れているから
- 朝食後に「歯みがきをする必要がない」のは、食後は口はそんなに汚れていないから
ということです。
この習慣を身につけていただくだけで、とっても合理的、かつ効果的な口腔ケアを行うことができるようになります。
朝食後のケアは「マウスウォッシュ」がベスト
ここまでお話してきたことを踏まえた上で、
朝食後のケアは何がベストかというと
「品質の高いマウスウォッシュで、口の中をすっきりさせる」ということなんです。
食後のマウスウォッシュは、舌や粘膜に残っている食べカスを洗い流してくれます。
歯ブラシで歯のエナメル質を傷つけてしまうことなく、
口腔ケアをすることができる、ということです。
なにより、忙しい朝の時間に、何度も歯みがきをする余裕なんてないのが現実ですよね。
マウスウォッシュなら、口に含んでかるくうがいをするだけですから
- 簡単に
- 短時間で
終わらせることができます。
おすすめのマウスウォッシュ
ただ、注意していただきたいことがあります。
それは、マウスウォッシュならどんなものでもいいわけではないということです。
マウスウォッシュにも様々な種類がありますから、選ぶ際にはしっかりとした基準をもっておくことが必要です。
参考に、マウスウォッシュを選ぶ際に「はずせないポイント」をまとめておきますね。
- 科学的な着色料を使っていない
- アルコールによる殺菌に頼っていない
- 有効成分が配合されている
これらの条件をすべて満たした上で、
さらに持ち運びにも便利というプラスアルファまでついたマウスウォッシュが
わたしも使っている「gosso torino(ゴッソトリノ)」というマウスウォッシュです。
この「gosso torino(ゴッソトリノ)」は、先ほどあげた3つの条件
- 科学的な着色料を使っていない
- アルコールによる殺菌に頼っていない
- 有効成分が配合されている
をクリアしながら、1回分が個包装されていることで
朝食後だけでなく、たとえば職場のランチのあとなどにも必要な分だけもっていけるという
かゆいところまで手が届く、ほんとうに素晴らしいマウスウォッシュです (*^^*)
このgosso torino(ゴッソトリノ)については、以下の記事でくわしくレビューしていますので興味のある方はぜひご覧ください。
【衛生士おすすめ】高品質・携帯性・低刺激の三拍子そろったマウスウォッシュ「ゴッソトリノ」レビュー
まとめ
これまでなんの疑いもなく続けていた朝食後の歯みがきについて、あらためて振り返っていただけましたか。
日本では食後の歯磨きがまだまだ一般的ですが、
デンタルケアが進んでいる海外ではむしろ少数派のようです。
世界的には朝起きてすぐの歯みがきが常識なんです。
今後、海外の映画やドラマを見る機会があるときには、ぜひ注意して見てみてください。
朝起きてすぐに歯を磨いてシャワーを浴びて…なんてシーンがたくさん出てくるんですよ〜 ・ω・
(ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのあの映画とか…)
わたし自身がそうだったのですが、一度この
「起き抜けの歯みがき」+「マウスウォッシュ(gosso torino)」
が習慣になってしまうと、その心地よさからもうあとには戻れません。
- 起き抜けの歯みがきで、睡眠中の口のニオイや汚れを取り去り
- gosso torino(ゴッソトリノ)で口をゆすいで家を出る
今までと比べて手間が増えるわけではなく、
- 歯みがきのタイミングを起きてすぐにして
- 家を出る前にうがいする
だけですから、合理的で手間もかかりません。
この習慣、ぜひ一度おためしください!
マウスウォッシュのくわしい説明は以下の記事からどうぞ。
【衛生士おすすめ】高品質・携帯性・低刺激の三拍子そろったマウスウォッシュ「ゴッソトリノ」レビュー
「gosso torino(ゴッソトリノ)」をすぐに買いたいという方は、公式サイトのみからの購入となりますので以下からどうぞ。
口臭対策に!汚れが見える新感覚マウスウォッシュ【ゴッソトリノ公式サイト】