こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。
子どもが産まれてから、毎日夜に絵本を読むことを日課にしています。
もちろん子どもが喜ぶというのもありますが、わたし自身、大人になってからも絵本にはお金を惜しまない大の絵本好きなのです。
あなたは、絵本作家の「かこさとし」さんをご存知ですか?
絵を見れば多くの方が「あーー!」「見たことある!!」と言うとおもいます。
代表作は「からすのパンやさん」や「だるまちゃんとてんぐちゃん」などのだるまちゃんシリーズ、そして「はははのはなし」などとてもたくさんの人気作品があります。 作品数は児童書だけでも500冊以上あるんですよ。
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今年(2017年)で91歳になられる「かこさとし」さんは今も現役で活躍されています。
実はかこさんの年の離れたお兄さんは歯科医師でした。 なので小さい頃から歯科は身近にあったそうです。
そんなかこさとしさんの歯の絵本で代表的なものに「はははのはなし」があるのですが、もうひとつ!
「むしばミュータンスのぼうけん」という絵本があります。
これがとっても面白いんです!!
ストーリーは
虫歯菌のミュータンスが「わがはいの なは むしばミュータンス」とあらわれるところからはじまります。
そして自分がどんなに強くてこわいやつか、ということをユーモアを交えて説明していきます。
ミュータンスはどんな偉い人の口の中にも、どんなキレイなお姉さんの口の中にもいて、 人が食べたものをエサに仲間を増やし、虫歯の原因となる「酸」を作り出す。
そうして
- 歯に穴を開けてしまうこと。(これが虫歯ですね!)
- 甘いものがだいすきな日本の子どもたちとは仲が良いこと。
- 虫歯になると歯だけでなく、心も体もよわくなってしまうこと。
などを子どもにもよくわかるように説明し(脅し?)、
歯みがきをするヤツや歯医者に行くヤツは、イヤなやつだ!
みんな甘いものを食べて虫歯を作ろうぜ!
と、子どもに虫歯になるようにそそのかす、いう内容です (^^)
本の中では、どのようにして虫歯ができるのかが魅力的なストーリーと絵でとってもわかりやすく説明されています。
なにより虫歯になる過程が、歯科衛生士のわたしでも「え、ここまで?」と感じるほどくわしく書かれています。
これを読んだ子どもたちには、
「なぜ歯みがきをしないといけないのか」
「甘いものばかり食べているとどうなってしまうのか」
が自然と理解できるようになるとおもいます。
わが家の子どもたちもとても好きな本です。 6歳になる長男はまじめなので「こんなやつはゆるせない!」と真剣に憤っていました ^^;
この「むしばミュータンスのぼうけん」を読めば、きっとすすんで歯みがきをするようになること請け合いです。 ぜひご家族でたのしんでみてください!
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