こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。
先日、働いている歯科医院での診療後、先生を含めたスタッフ数人でほっこりお茶を飲んでいました。
そのとき、一人の歯科衛生士さんがこんなことを言いました。
「今日来院されたAさん(男性)、歯ぐきの腫れがひどくて、スケーリング(歯石取り)中、出血が多かったんですよねぇ…。今日で歯みがき指導も3回目なんですけど、歯ぐきの状態、なかなか良くならなくて。。」
すると先生がこんなことを言いました。
「あぁ、Aさんの奥さんもなかなか歯みがきしてくれないんだよね… (*_*)」
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歯医者さんって、けっこう家族で同じところに通ってる方って多いのですが、不思議なほど、家族の口の中の環境って似ているんです。
そこで今回は、夫婦や恋人・パートナー間で虫歯や歯周病はうつるのかについてお話ししたいと思います。
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まずは結論から
夫婦や恋人・パートナー間で虫歯や歯周病はうつるのか。
こたえはイエスです。
これは、キスなどの直接的なもののほか、コップやお箸を共有することなどによる間接的な唾液の交換で菌がうつるというのが大きな理由です。
(とくに風邪や疲れがたまっているときなど、抵抗力が落ちているときは要注意です。)
なのですが、近しい人同士で菌をうつしておたがいに虫歯や歯周病になる、というダイレクトな理由だけでなく
お互いの口内環境が似てくる理由は、このほかにもあるんです。
いくつかその要因をあげてみますね。
生活習慣が似ている
やはり一緒に生活していると、日々の習慣が必然的に似てきますよね。
たとえば食生活を見ると、やわらかいものや甘いものがよく食卓に出てくるとか、冷蔵庫にはいつもジュースが用意されているとか。。
こういった習慣の力って恐ろしいもので、それが歯だけでなく健康全般にも影響してくるものです。
歯みがきのタイミングや歯みがきにかける時間なども、自然と似たものになってきたりしますね。
価値観が似てくる
歯に関することでいえば、
- 歯ブラシの選び方
- 歯ブラシの交換時期
- 歯みがき粉の種類
などなど、やっぱり一緒に生活していると似てくる部分がとても多いです。
意識してほしこと
どうも我が家はおたがい虫歯・歯周病になりやすいなーと感じる方は、直接的・間接的な唾液の交換(キスやコップの共有)だけに原因をもとめるのではなく
習慣や価値観が似てくることによる原因にも目をむけていただきたいと思います。
本人たちではなかなか気がつきにくい部分ですが、だからこそ意識することで、歯だけでなく健康そのものもいい方向へ向かわせることができるはずです。
具体的にできること
すぐにできることもたくさんありますので、ぜひ以下のうち、できるものをすぐにでも始めていただければと思います。
- まずは、今ある虫歯・歯周病を治しましょう!
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- プロフェッショナルクリーニング(PMTC)を受けてみよう!
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- 正しくていねいに歯みがきをしましょう!
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・歯科衛生士が自信をもって教える「歯の正しい磨き方」【保存版】
- 歯みがきだけじゃ足りません!フロスや歯間ブラシは必ず使ってくださいね
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さいごに
夫婦や恋人・パートナーが歯周病だと、あまりスキンシップをとりたくなくなるのはわたしだけでしょうか… ^^;
おたがいの仲を良好なものにするためにも、さわやかで健康な口内環境を守って、楽しい人生を送れたらいいなあとおもいます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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