白い歯は正義!自宅でホワイトニング

歯ぐきから血がでるあなたへ|歯科医・歯科衛生士はあなたの「歯肉」を見ています

 

 

 

こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。

 

 

お口のケアというと、真っ先に頭にうかぶのは「歯みがき」だと思います。

 

 

そして「歯みがき」というぐらいですから、どうしても「」ばかりに意識がいってしまいがちなのですが、

 

 

口腔ケアでは歯の健康状態とおなじくらい、「歯肉(歯ぐき)」の状態を重要視します。

 

 

タイトルにもある通り、歯科医や歯科衛生士は歯だけではなく、あなたの歯ぐきの状態を口腔環境を判断するためのバロメーターにしているんです。

 

 

今回は、歯ぐきの健康状態について判断するポイントについてお話ししてみたいと思います。

 

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歯を磨いているときに血が出たことはありませんか?

 

 

この質問をすると、多くの方は「歯を磨いたぐらいでは血は出ないですね」とお答えになります。

 

 

たしかに、毎日の歯みがきで血がでる方というのは「あきらかに何かおかしい」とわかりますから、心配になって自主的に歯科医院に来られる方が多いです。

 

 

そういう方というのは、ある意味では、あとは原因を特定し治療するだけですから、ゴールへの道筋は見えていると言えます。

 

 

じつは先ほどの質問で「歯を磨いたぐらいでは血は出ないですね」とお答えになった方のほうが、見えない症状が知らず知らずのうちにすすんでいる恐れがあるという意味では要注意である場合もあるんです。

 

 

自分の歯ぐきを観察したことはありますか?

 

 

「歯を磨いたぐらいでは血はでない」とおっしゃる方でも、わたしたち歯科衛生士がかるく歯垢(プラーク)を掃除しようと歯肉に触れただけでじわ〜っと血がにじみ出てくる方がいます。

 

 

これは多くの場合、自覚症状がないまま歯周病がすすみ始めている証拠です。

健康な歯肉であれば、かるく触れたぐらいでは血がにじみ出てくることはありません。

 

 

毎日の歯みがきの際、歯の状態を見ることはもちろん、それにプラスして歯肉(歯ぐき)を観察する習慣をぜひつけてください。

 

 

そうすることで、歯周病の兆候をいち早くみつけることができるだけでなく、歯周病を未然に防ぐことが可能になります。

 

 

あなたの歯ぐきは大丈夫?

 

歯ぐきの状態をご自分でチェックするための目安を3つあげてみます。

 

 

ご自分の歯ぐきはどうか、ぜひ確認してみてくださいね。(あてはまる項目が多いほど、歯周病など歯肉の炎症がすすんでいる恐れがあります。)

 

 

歯を磨くと血がでる

 

これは先ほどもあげましたが、大事なチェックポイントですのであらためてあげます。

 

血が出なくても歯周病がすすんでいることもあるぐらいですから、出血があるということはかなり歯周病がすすんでいる状態と言えます。

 

 

歯肉が腫れている

 

これは写真を見たほうがわかりやすいと思いますので紹介します。

 

f:id:mama-eiseishi:20170316210149p:plain

出典http://www.asahi-net.or.jp/~pi5a-kns/sp/case/gingivitis/gingivitis.html

 

 

青い矢印で示した、歯と歯の間の歯肉をごらんください。

 

 

プクッと丸く腫れている様子がわかると思います。このような歯ぐきは不健康な状態です。

 

 

健康な歯ぐきというのは以下のような形をしています。

 

f:id:mama-eiseishi:20170316210546p:plain

出典http://www.shika-takeshita.com/jin/column_20101231.html

 

 

あきらかに違いますよね。

 

 

先ほどの不健康な写真では、歯ぐきがプクッと腫れていましたが、健康な歯ぐきというのはキュッと引き締まっていて先端もとがっています

 

 

 

歯ぐきの色が赤みがかっている 

 

さきほど見ていただいた健康な歯ぐきの写真をもう一度ごらんください。

歯ぐきがキュッと引き締まっているのに加え、色はきれいなピンク色ですよね。

 

 

これが、炎症のある歯ぐきになると以下の写真のように赤みを帯びてきます

 

f:id:mama-eiseishi:20170316211716p:plain

出典http://hanoblog.com/gingivitis-symptoms-7126

 

 

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以上の3点

  • 歯を磨くと血がでる
  • 歯肉が腫れている
  • 歯ぐきの色が赤みがかっている

 

が、あなたの歯ぐきをチェックするためのポイントになります。

 

 

今日の寝る前の歯みがきのときに、ぜひご自分の歯ぐきの状態を確認してみてくださいね。

 

 

歯肉のケア方法

 

 

歯ぐき(歯肉)に炎症がうまれる大きな原因としては、歯みがきで取りきれなかった「歯垢」があげられます。

 

 

とくに歯と歯ぐきの間についた歯垢は掃除しにくく、磨き残しがとても多い場所です。

 

 

この磨き残しの多い場所をキレイにする方法は以下の記事でくわしく説明していますのでご覧ください。

【関連記事】【磨いてるつもり?】歯みがきで磨き残しの多い場所とその磨き方をくわしく説明します – ママは歯科衛生士

 

 

通常の歯ブラシでキレイにしようとすると時間も手間もかかってしまい、とても効率が悪いので、歯間ブラシワンタフトブラシをつかうことを強くおすすめします。

 

 

「目的に合わせて正しい道具を使う」というのは歯みがきだけでなく、どんな作業をするにおいても、とてもたいせつな姿勢ですよね。

 

【歯間ブラシ】 

 

【ワンタフトブラシ】

 

自宅のお風呂でも♡

 

じつはお家でお風呂に入っている時間にも、歯肉をケアする方法があります。

 

 

それは、湯船に使って体を温めながら「指で歯肉をマッサージする」ことです。

 

 

やり方としては、

指のはらを「奥歯の歯ぐき→前歯の歯ぐき」へとくるくるマッサージしながら移動させるだけです。

(外側、内側、上の歯、下の歯とすべての歯ぐきをマッサージしてください)

 

 

ポイントはやさしくおこなうということです。

 

 

お風呂の湯船で行うことで、身体とともに歯ぐきも温まっている状態でマッサージできるので血行が促進され、理想的なピンクの歯ぐきを手に入れることができます。

 

 

道具を使ったケアと合わせてお試しください (^^)

 

 

【あわせてどうぞ】

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