こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。
わたしの働く歯科医院には、一日に(曜日によってバラツキはありますが)2〜3人ぐらいの若い女性が来院されます。
女子高生、女子大生といった世代です。
彼女たちはまだ若いので、比較的歯肉(歯ぐき)は引き締まっていてそれほど悪い状態ではないことが多いのですが、
なぜか前歯の特定の歯に虫歯があるパターンが目立つのです。
なんでかなぁ…とぼんやり考えていたのですが、ある日患者さんとの会話の中でそのヒントが見つかりました。
スタバのドリンクの砂糖量が想像を絶するレベル
歯科医院に来院するときに持ってくるカバンに、いつも数冊の参考書が入っているような女子高生との会話で
ふだんは学校帰りにスタバで友だちとフラペチーノ飲みながら勉強してるという話を聞きました。
ほかの女性にも聞いてみると、「苦いコーヒーは好きじゃないからスタバに行ったらフラペチーノを注文する」という声もありました。
で、興味本位でスタバのドリンクの砂糖量を調べてみたら…ちょっとひっくり返っちゃうぐらいの結果だったので情報提供したいと思います。
ちなみに、日本のスタバのウェブサイトには、カロリーなどは表示されていますが砂糖の量は表記されていないためアメリカのサイトを参考にしています。(砂糖の量などにそれほどの差はないはずです。)
- トールモカフラペチーノ:砂糖42g(角砂糖12個分)
- トールキャラメルフラペチーノ:砂糖46g(角砂糖13.1個分)
一般的なトールサイズのフラペチーノで、なんと角砂糖(1個3.5g換算)が12個以上入っている計算になります。
えーと。。。
最初はこの結果をみて、わたしの計算間違いだろうとおもって何回か計算し直しました。
でも何回計算してもこの結果でした。
くりかえしますが、角砂糖12個以上、ですよ!?
(もうひとサイズ大きい「グランデ」では、砂糖60g(角砂糖6〜7個分)です。一杯で角砂糖18個分って…)
これらにフードメニューのドーナツやスコーンなどを加えようものなら、それだけでWHO(世界保健機関)が推奨する一日の砂糖摂取量25gの数倍にもなってしまいます。
さらに虫歯の原因となるチビチビ飲みが追い打ちをかける
虫歯になる主な原因は「砂糖」ですが、砂糖は量だけでなくその性質「口の中に長時間残る」「歯にくっつきやすい」などで虫歯悪化のスピードを加速させます。
ですから、宿題や仕事をしながらフラペチーノをチビチビやるなんてことは、自分の歯に対して「虫歯になってください」と土下座をしてお願いしているようなものです。
ほかのメニューの砂糖量は?
フラペチーノばかりに焦点をあててきましたが、それ以外のドリンクの砂糖量にもびっくりします。
- カフェラテ:砂糖13g(角砂糖3.7個分)
- キャラメルマキアート:砂糖25g(角砂糖7.1個分)
- カフェモカ:砂糖28g(角砂糖8個分)
家でコーヒーを飲むとして、あなたは角砂糖を3.7個とか7個とか8個とか、いれますか?
この事実を知って以来、わたしがスターバックスで飲むドリンクの選択肢がガクンと減ってしまったのは言うまでもありません…。
おすすめのスタバドリンクメニュー
とはいえ、わたしはスタバでゆっくりする時間が大好きなんです。
なので店員さんに質問して、砂糖の少ない飲みものをおしえてもらい、最近はもっぱらそればかり飲んでいます (*^^*)
具体的には
ほうじ茶ティーラテ(シロップ抜き) です。
じつはこの「ほうじ茶ティーラテ」、スタバのスタッフさんの間でも大人気のメニューらしいです。
というのも、シロップ抜きにすることで砂糖を不使用にすることができるほか、カフェインもほとんど入っていないのでカフェインが苦手な方でもおいしくいただくことができます。
スタッフさんは勤務時間の前後、好きなドリンクを飲めるらしいのですが、とはいえ、フラペチーノやカフェインの入ったコーヒーは何杯も飲んでいると身体に悪影響があるということで
ほうじ茶ティーラテが選ばれるそうなのです。
おいしくて、身体にもやさしいほうじ茶ティーラテを、今度歯科医院にきた若い女の子にもさりげなくすすめてみようかなーと思っています (^^)
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