白い歯は正義!自宅でホワイトニング

ガムでダイエットする方に気をつけてほしいこと|衛生士オススメのガムを紹介します

スポンサーリンク

こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。

 

先日、虫歯の治療に来られた若い女性の話です。

 

その方はまだ十代後半と若く、手足もスラっと長い美しい女性でしたが、「虫歯になったみたいで…とにかく歯が痛いんです」と来院されました。

 

さっそく口の中を拝見すると…

一本だけでなく、数本の歯がまとめて虫歯になっていました。

 

さらに、虫歯にはなっていない歯にも歯垢や歯石がたまっていて、歯みがきのやり方がうまくない、といったようなテクニカルな問題ではなく

 

明らかになにか悪い習慣があって、それが口腔内の状態に悪影響を及ぼしているのが分かる状態でした。

 

そこで、コミュニケーションをとりながら原因と思われる習慣を特定していったところ、思いもかけない結果が判明したんです。

 

ガムを噛んでダイエット!?

 

スポンサーリンク

 

 

どうやらその女性は、ガムを噛むことでダイエットをしていたようなのです。しかも本気のダイエットです。

 

本気と言っても、もちろん「口に入れるものはガムだけ」といったような極端なダイエットではなくて、

 

炭水化物を食べる量を減らしたり、夜は6時以降は胃に水分以外のものを入れない、などのいわゆるよくあるダイエットではあるんですが、

 

ひとつ特徴的な方法として、食事と食事の間にお腹がすくと、ガムを噛んで空腹を紛らわすという方法をとっていたのです。

 

どうやら、「ガムを15分噛むだけでもけっこうなカロリーを消費できるって聞いたから、小腹も満たせる上にカロリーも消費できて一石二鳥」ということで、小腹が空くたびにガム噛みダイエットを実行していたらしいのです。

 

たしかに、ガムを噛めばカロリーは消費できる

 

わたし自身はやったことはなかったのですが、たしかにその女性の言うとおり、ガムを噛むという行為は、普通にものを食べるときよりもよくアゴを使いますし、比較的カロリーも消費することは確かなようです。

 

痩せるメカニズムについては、1時間ノンシュガーガムを噛むと60kcalのエネルギー消費となったり、食前食後にノンシュガーガムを噛むことでガムを噛まない人よりエネルギーの消費が約5%上がると説明されています。

 

スポーツ選手も試合中によく噛んでいるガム。クチャクチャ噛んでいるのを見て悪い印象を受ける人も少なくないと思いますが、科学的には精神安定や集中力アップの効果をもたらすとか。

 

理論的には、毎日60kcalの消費をすれば1年間で約2.7kg減。また、60kcalを運動で消費するなら、普通の速さで歩いて20分弱(体重60kgの場合)。

 

ガムを噛むだけでそんなに消費できるなんて、あなどれません! さらに、小腹が減って何か口にしたい時は、ガムを噛めば空腹感がまぎれ余計な間食が減り、摂取カロリーの減少につながる、とのこと。

 

引用:https://microdiet.net/abroad/000070.html

 

加えて、アメやキャラメル、チョコレートなどに比べると、ガムはカロリーも低めですから、そういった意味でもダイエット時の頼りになる味方になるでしょう。

 

ですが、歯が痛くなって歯科医院に駆け込まれたこの女性は、ひとつ、大きなミスをしていました。

 

なにか分かりますか?

 

それは、噛んでいたガムの種類です。

 

その女性はコンビニやスーパーで買った「砂糖入りの甘いガム」を毎日何回も噛んでいたのです。 (それじゃ虫歯になっちゃうよ…)

 

 

砂糖入りのガムは虫歯の原因

 

虫歯は、次の3つが主な原因となります。

  1. 歯質
  2. 細菌(虫歯菌
  3.  

の3つです。

 

これに加え、「時間」と「環境」の要因が加わることで、虫歯になる可能性は確実に高まっていくんですが

 

そう考えると、

砂糖入りの甘いガム」ははもちろん、長時間噛むことで「時間」の要因も加わりますし、小腹が空くごとに噛んでいるということで口腔内の酸性化がすすみ「環境」面も悪い意味で口腔内を後押ししますから

 

はっきりいって、虫歯にならないほうがおかしい、といえるような状況だったということですね。。。

 

どんなガムならダイエットにいい?

 

 「咀嚼」という行為、アゴを使って「ものを噛む」という行為は、たしかにカロリーを比較的消費する行動です。

 

空腹を感じたとき、お菓子をつまんでしまうかわりにガムを噛む。

 

ダイエットの一環として取り入れるのは、うまくすればいい結果をもたらす可能性があると思います。

 

ですが、先ほども少しお話ししましたが「噛むガムの種類」は選ばなくてはいけません

 

簡単に言えば、砂糖入りのガムは絶対にダメです。

 

どんなガムがいいかというと、まず「砂糖不使用」は必須ですね。

 

それプラス、今はガムひとつとってもたくさんの種類がでていて、中には値段はそれなりにするかわりに、口腔環境をよくする成分が配合された高機能のガムがあるんですよ。

 

高機能ガムの中でも最強のはたらきが期待できて、わたしが個人的におすすめするのは

  • 砂糖不使用
  • 虫歯予防できる
  • 初期虫歯を治せる
  • おいしい

の4拍子がそろった「POs-Ca(ポスカ)」というガムです。

 

トクホ認定されているガム「POs-Ca(ポスカ)」

 

ガムがトクホ(特定保健用食品)に認定されていると聞くと驚かれる方も多いと思いますが、

 

「初期虫歯」と呼ばれる状態の歯を治してしまえるという効果で経済産業大臣賞も受賞している、有名なガムなんです。

 

もちろん砂糖は不使用で、キシリトールも配合されていますから虫歯予防にも効果的です。

 

「POs-Ca」については、以下の記事でくわしく説明しています。

衛生士おすすめの虫歯予防ガム「POs-Ca(ポスカ)」(キシリトール配合)のすごい効果 – ママは歯科衛生士

 

ガムダイエットに最適なガムはポスカです

 

ということで、10代後半のひとりの女性の患者さんの虫歯の話から

 

「ガムダイエット」という行動、そしてどうせ噛むなら「虫歯予防ガムPOs-Ca(ポスカ)」で口腔環境ケアもいっしょにやってしまおう!という内容にまで話がふくらみました ^^;

 

知識がないというのはとても恐いことで、この患者さんもダイエットという観点からは「ガムを噛む」という行動は良い選択だったかもしれませんが

 

口腔環境という観点からは、砂糖入りの甘いガムを毎日何回も長時間噛むというのは、虫歯をていねいに育てているようなもので

 

絶望的におそろしいことです。(><)

 

わたしが知らなかっただけで、じつはこういう行動をしている方は世の中にとても多いのかもしれません。

 

もしあなたがそのうちのひとりであったなら、ぜひ今回ご紹介したガムを噛むなどで対応していただければと思います☆

 

ダイエットの手助けはもちろん、虫歯にならないだけでなく初期虫歯を治せ味も美味しいという、いいこと目白押しで望む結果が得られると思いますよ (^^)

 

スポンサーリンク