こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。
あなたは旅行の準備を事前にコツコツ始める派ですか? それとも直前になってバタバタと始める派ですか?
わたしは、直前になってバタバタと始める派です!! ^^;
いえ、毎回、事前にコツコツ始める派を目指してはいるのですが、衣類や整髪料、毎日服用している漢方薬など、旅行前日まで使う必要のあるものなどはどうしても直前まで普通どおりに使う関係で
旅行カバンに入れる準備をするのが、結局旅行の直前になってしまうんです。(言い訳です。)
ただそんなわたしですが、唯一、旅行の数日前には準備万端に整えられるものがあります。
それが今回ご紹介する「歯みがきセット」です。
ホテル備え付けの歯みがきセットは…
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かつて(歯科衛生士になるための専門学校へ行く前)は、毎日の歯みがきも我流でほどほどにしかしていなかったわたしですが、
専門学校へ入り、歯の大切さや毎日のケアの重要性などを知るようになってからは、日々の歯みがきはもちろん、たとえ旅行中でも「いつもどおりのケアをしないと気持ちが悪い」という状態にまで、口腔ケアが習慣化しました。
けっきょく、何事も習慣化するまでが勝負なんだなぁ、なんて歯のケアひとつで人生の真理を感じたりしています。^^
ただ多くの方にとって歯みがきというのは、やらないで済むならやらないで済ませたいものの代表格ですよね。
当然、ホテルに備え付けの歯みがきセットがある場合にはソレを使えばいいやーってなるのも仕方がないことだと思います。
ですが!
ここでぜひ一度、マイ歯みがきセットを用意することの大切さを理解していただきたいのです。
そもそもホテルで用意されている歯みがきセットは、残念ながら品質があまり良くありません…
正直、これで歯垢を落とそうとしたらいつもの何倍の時間がかかるだろう…と感じるものもあります。
たまーに、それなりにお高いホテルに泊まったりすることもあって、そこではご飯はもちろん、タオルや室内スリッパでさえ厳選された「良いモノ」が用意されていたりするんですが、
そんなホテルでも、なぜか歯みがきセットというのは、残念な質のものが多いです。
たしかに長期滞在でもない限り、ホテルや旅館に泊まるのは数日間であることがほとんどだと思うので、その間であれば「ただ磨ければいい」と考えるのも無理はないかなと思うのですが…それではいけません。
旅行中の歯は汚れがち
旅行といえば、やっぱり「美味しいもの」ですよね (^ ^)
普段は間食なんてほとんどしない方であっても、旅行中はその土地の美味しいものや名物などをちょこちょこと口に入れる機会が増えると思います。
それ自体はまったく問題なく、おいしいものは存分に楽しむべきだと思います☆
ただ、いつもより汚れた口は、その日のうちにリセットしていただきたいのです。
というのは、歯の汚れ(歯垢)というのは「細菌のかたまり」です。
多くの方が歯垢は「食べカス」だと勘違いされていますが、あれは食べカスなんかではなく、細菌のかたまりなのです。
口の中の細菌は、通常唾液の働きにより増殖が抑えられていますが、夜の睡眠中は唾液の分泌がグッとすくなくなることから、翌朝、目が覚めるころには増殖した細菌がウヨウヨしている状態になります。
起き抜けの口が臭ったり、ネバネバして不快なのは、まぎれもなくその細菌のせいなのです。
ただでさえ旅行中はいつもより汚れがちな口の中ですので、せめて歯みがきグッズは確かな品質のものを使って、心置きなくおいしいものを楽しんでいただきたいと思います。
確かな品質のもの、といいましたが、そんなに高価なものではありません。
「高いもの」ではなく、歯科衛生士のわたしが実際に使っている「質のいいもの」をご紹介させていただきます。
歯科衛生士の旅行用歯みがきセット
地味ですが、まずはご覧ください。
たったこのセットで、旅行中にどんなに甘いものを食べても虫歯の原因を残すことはまずありません。
一つひとつ見ていきたいと思います。
歯ブラシ
まずは歯ブラシです。これはこのブログでも何度か紹介している、歯科関係者なら誰でも知っている王道中の王道「タフト24」です。
この写真では分かりやすいように外していますが、タフト24には専用キャップもありまして、旅行などの外出時にはキャップをつけるとより携帯がしやすくなります。
タフト24については、以下の記事でも熱く語っておりますのでご興味のある方はどうぞ。
関連記事:【歯科衛生士が使ってる】おすすめの超王道歯ブラシ「タフト24」と「DENT EX システマ」です
ワンタフトブラシ
まだまだ一般的にはそれほどメジャーではありませんが、一度使ってしまうとその歯のツルツル度に、二度と手放せなくなるワンタフトブラシです。
普通の歯ブラシでは磨き残しが出る部分をピンポイントで落とせるので、じつはワンタフトブラシを併用したほうが歯みがき全体にかかる時間は短くなる、という意外な魅力もあるグッズです。
関連記事:【歯ブラシより大事】絶対おすすめワンタフトブラシの選び方とその効果
歯みがき粉
何を隠そう、この歯みがき粉は普段使いでももちろんすばらしいですが、旅行に持っていく際にも大活躍するので家族で愛用しています。
ブリアンという粉状の歯みがき粉で、虫歯菌を除去する成分が入っていながら、界面活性剤や研磨剤などの歯や身体に悪影響を与える可能性のある成分は一切入っていない、画期的な商品です。
はじめは子ども用に使っていたのですが、これを使いはじめて子どもの歯の状態が劇的に改善されたので、いまはわたしと夫も使っています (^^)
粉状で個包装されていますので、旅行に持っていくのにもうってつけです。
また、海外旅行でネックとなる「機内持込制限」にひっかからない点も、地味に便利です。
関連記事:歯科衛生士のわたしが子どもにブリアンを使っている理由|効果・使い方もプロ目線でレビューします
デンタルフロス
フロスは、使い始めてもどうも長続きしない、という方が多いグッズでもありますが、それはこの「フロアフロス」を使ったことがないからだからだと思います。
384本のイタリー製繊維に、歯垢をごっそり絡めとられる経験をすれば、「もう一度」「もう一度」とクセになること請け合いの、素晴らしい商品です。
わたしは普段は大容量タイプを使っていますが、旅行用にはこちらの45m版を使っています。
関連記事:最高のフロスはこれ!歯科衛生士が使ってる超おすすめフロアフロス
歯間ブラシ
歳を重ねると、歯ぐきが下がって歯と歯の間にすき間ができるようになります。(これは生理現象ですから仕方のないことです。)
やっかいなのは、そのすき間に食べかすがはさまったまま一定時間が経過すると、あっという間に虫歯や歯周病の原因になるだけでなく、詰まった食べものが発するニオイのせいで、口臭の原因にもなることです。
30歳を過ぎた大人の方は、歯間ブラシは本当に必須アイテムですよ。
まとめます
いい習慣は、一度習慣化してしまえばその後の生涯、長きにわたってわたしたちの力になってくれます。
また歯の健康をはじめとする「口腔ケア」を正しく行うこと(習慣化すること)は、全身の健康に直結する、とても効果的な方法です。
先ほどもお話ししましたが、歯みがきグッズは、決して高価なものではありませんので、日々の生活で、また旅行中でも活用していただくことで、豊かになるあなたの人生を感じていただけるはずです。
「歯がきれいになると、体中が元気になる」という感覚をぜひ感じていただきたいなぁと思い、記事にさせていただきました。(^^)
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