こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。
現在小学生になる息子は、小さい頃、卵アレルギーでした。
でした、と過去形のように言いましたが、正確には今も完全に治ったわけではなく、生の卵などはまだ食べさせないよう気をつけている状態ではあります。
ただ、今より小さかった頃とくらべると、卵を少しずつ食べられるようになってきましたし、この先もさらにこのままアレルギーの影響が少なくなっていけばいいなと考えているところです (^^)
今回ご紹介する「子どもに食べさせたいおやつ」という本は、こんなアレルギーのお子さんを持つおかあさんたちの
「アレルギーの子どもでも食べられて、しかも簡単に作れるおやつの本があったら…」という思いから生まれた、とってもすてきな本です。
表紙のイラストからも伝わると思いますが、全体をとおして
- 素朴で
- 体に優しく(砂糖の代わりにきび砂糖を使っていたりなどなど)
- おいしい
という、子どもをもつ親にとってはとてもありがたいレシピばかりが載っています。
また、歯科衛生士という職業柄、おやつを選ぶ際にも「むし歯になりやすいか」「なりにくいか」をついつい考えてしまうのですが
載っているおやつには白砂糖を使っておらず、歯の健康の観点からも文句なしな本になっています☆
構成
「子どもに食べさせたいおやつ」は 3章立てで
- 第1章:毎日のおやつ
- 第2章:週末のおやつ
- 第3章:特別な日のおやつ
に分かれて、レシピが掲載されています。
第1章:毎日のおやつ
「毎日のおやつ」の章では、材料も常におうちの冷蔵庫においておけるものばかりで構成されていて、
お昼寝から目覚めた時に、
幼稚園や小学校から帰ってきたときに
にっこり笑顔で「ハイ、どうぞ」
と安心して食卓に出せるおやつが57品紹介されています。
この章のおやつは、ホントに作り方も簡単で、パパっと用意できる(作り置きしておける)メニューが目白押しです (*^^*)
第2章:週末のおやつ
「週末のおやつ」の章では、どこかに出かける休日だけでなく、たまにはワイワイと家族でおやつ作りでもいかが?
と誘われているようなおやつが21品紹介されています。
テーブルの上が粉まみれになっても、
キッチンに油が飛び散っても平気。
だって、みんなできれいにすればいいんだから。
この章のおやつは、素朴で安心、にプラスして、いつもとちょっと違う、ワクワクするようなおやつがたくさん紹介されています。
第3章:特別な日のおやつ
「特別な日のおやつ」の章では、その名のとおりスペシャルな一日にぴったりな、ちょっと豪華なおやつが11品紹介されています。
たとえばお誕生日、お節句、入園・入学。
そうそう、何かにがんばったご褒美の日も。
いつもよりキラキラ輝く日には、ちょっと豪華に……。
おじいちゃんやおばあちゃん、お友達と一緒に。大勢で食べることで、いっそうおいしくいただけるおやつだと思います。
子どもにとっての「おやつ」とは
この本では、これまで紹介してきたような具体的なおいしいおやつのレシピを知ることができることはもちろん、
それだけでなく、「おやつ」の意義についても知ることができます。
たとえば、こんなことってご存知でしたか?
子どもにとっておやつというのは、おなかがすくから食べるもの。
大人のように「ちょっと気分転換に」といった感覚とは違います。
子どもの胃袋は小さいため、一度にたくさん食べることができません。
一日三度の食事だけでは成長に見合う栄養を摂ることができないのです。
だから、午後にもう一回食事の時間が必要
だということなのです。
おやつが「第4の食事」、といわれるのもこういう理由があってのことなんですね。
こんな素敵な本を見ながらつくるおやつ作りは、つくる側の楽しみにもなりますし、もちろん食べる子どもたちにとっても楽しみな時間です。
- 素朴で
- 体に優しく
- おいしい
これで虫歯にもなりにくいとくれば、言うことなしですよね。
この本と一緒に、なんとなく過ぎていく毎日を、すこし特別に、ハッピーに過ごしていただけると嬉しいなぁとおもい、紹介させていただきました。(*^^*)
合わせてどうぞ☆