こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。
多くの方にとって、歯科医院に行くことは日常的な行為ではないですよね。
定期的に検診に通っている、という方でも数ヶ月に一回、そうでない方であれば、歯に違和感を感じたときに何年かぶりに行く、といった程度ですから
歯医者に行く前にどんな準備をしていけばいいのかについては、あまり意識することもないかもしれません。
ですが、いくつか簡単な準備をしておいていただくだけで、「歯医者さんで過ごす時間」や「治療後の時間」をより快適にすることができます。
今回は、歯科医院に行く前にしておくといいちょっとした準備やコツについて、お話ししたいと思います。
歯医者に行く前に、少しものを食べておく
予約の時間だけを意識して、それに間に合うように何気なく歯医者に行く、という方が多いように感じます。
そんな方にまずお伝えしたいのは、
「軽く食事をしてから、歯医者に行くといいですよ」ということです。
(もちろん、食べたあとは歯みがきもしておいてくださいね)
というのも、
- 定期検診だしすぐ終わるだろうと思っていたら虫歯があって治療をしてもらったら、思ったより終わるのに時間がかかった
ですとか、
- 小さい虫歯だと思っていたら、けっこうすすんでいて治療に麻酔が必要だった
- 削った歯に詰め物をしたあとは、30分程度は食事を控えていただく必要がある
などの理由で、歯医者を出たあともしばらくものが食べられないという状況になることが、けっこうあるからです。
そうでなくても、歯の治療後はなんとなく違和感がありますから、そもそもご飯をおいしくたべられなかったりしますよね。。。
ささいなことですが、お腹が空いてるのに食べられないという空腹感って、けっこうなストレスになります。
なので歯医者さんに行く前には、かるくものを食べてから行く、と意識していただくと、治療後のストレスを少しでも減らすことができますよ。
唇にリップかワセリンを塗っておく
とくにくちびるが乾燥しがちな秋や冬には気をつけていただきたいのが、くちびるの「ひび割れ」です。
意外と盲点なのですが、歯科医院で治療のために口を開けたときにくちびるが切れてしまう方は少なくありません。
治療時はもちろん、
- スケーリング(歯石の除去)
- 歯の型取り
など、さまざまな場面で口を大きめに開けていただく必要があったりして、くちびるがひっぱられてしまうことがよくあるんですね。
診療をする側からすると、リップや口紅は、治療前には落としてもらいたいのですが
リップやワセリンであれば、少量ぬってからティッシュで軽く押さえていただければ、治療に影響はありませんし、くちびるが切れるのも防ぐことができます。
待ち時間を覚悟しておく
これは歯科医院をかばっているわけではないのですが、どうしても診察の時間が予定通りにすすまないことがあります。
基本は一人あたり1枠(15分〜20分)を確保し、長くかかりそうな治療であれば2枠分とって30分〜40分の時間を予定して予約を入れるのですが
たとえば
- 「今日、ここを治してもらう予定だったんですけど、こっちのほうが痛くて気になってしまうので、こっちの歯を先にしてもらえませんか?」という患者さんの希望ですとか
- できあがってきた技工物(銀歯など)がなかなかピタっとはまらない(歯は動くので時間があくとこういうことがあります)
- 途中で急患が入った
などなどの理由で、時間がおしてしまうこともあります。
ですので、こういった想定外のこともあると知っていただいた上で、せっかくの時間を無駄にイライラしないためにも
読みたい本や聴きたい音楽(名前を呼ばれたのに気づくぐらいの音量で)、スマホのゲームなど
ご自分が楽しく過ごせるアイテムを用意しておくといいと思います (*^^*)
あわせてどうぞ
歯の黄ばみを白くする|歯科衛生士おすすめホワイトニング歯磨き粉
【2017年】歯科衛生士が電動歯ブラシに「ドルツ」をおすすめする理由を全力で語らせて。
スポンサーリンク