白い歯は正義!自宅でホワイトニング

子どもの歯を抜くベストなタイミング

 

 

こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。

 

 

子どもが6歳前後になると、乳歯から永久歯への生え変わりの時期がやってきます。

 

 

この時期、多くのママたちは不安になりますよね。

 

 

子育て全般に言えることですが、何か迷ったり困ったことがあると、

 

 

「自分の小さいときはどうしたっけなぁ」

「親はどうしてくれたんだっけ?」

 

 

と、過去の自分の経験に答えを求めようとします。

 

 

ですが、当然自分が子供の頃の記憶ってそれほど鮮明ではないので、解決方法にいたらないことがよくあります。(かく言うわたし自身がそうなんですが…^^; )

 

 

乳歯から永久歯への生え変わりの時期に関していえば

 

  • この乳歯、グラグラし始めたんだけど抜いたほうがいいの?
  • 逆に、だいぶグラグラしてるのになかなか抜けないけど…大丈夫?
  • うまく抜かないと歯並びに影響とかあるのかな?
  • グラグラして痛がるんだけど、どうしたらいいの?

 

といった不安は、どんなお母さんにもあると思います。

 

 

そこで今回は、

  

  • 乳歯から永久歯への生え変わりの際に知っておいたほうがいいこと 
  • 歯を抜く適切なタイミングポイント

 

についてお話ししたいと思います。

 

 

 

 

子どもの歯はどの順番で生えかわる?

 

 

まず、乳歯はどの順番で永久歯に生え変わっていくのかを、前提知識として知っておきましょう。

 

 

以下のイラストでは、

前歯から奥歯にむかって「A」から「E」のアルファベットをふっています。

 

f:id:mama-eiseishi:20171101201058p:plain

http://www.haishasan.net/column/00139/

 

 

一般的な乳歯が抜ける順番を、このアルファベットを使って並べると、次のようになります。

 

 

 

 

ということで、AからEまでがアルファベット順に抜けていくわけではないんです。(下線部「D」と「C」が逆になっていますよね。)

 

 

なんとなく、前歯が一番初めに抜けるのは経験やイメージで分かるかと思うのですが

 

 

途中、「第一乳臼歯」とよばれるDの歯が、Cの乳歯よりも先に抜けるのが一般的なんです。(個人差はありますので絶対、ではありません。)

 

 

それほど具体的に知っておく必要はありませんが、子どもの歯は「前歯から奥歯に順番に抜けていくわけではない」ということだけでも知っておいていただければと思います。

 

 

歯を抜くベストなタイミング

 

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冒頭でもお話ししましたが、子どもの歯(乳歯)は、おおむね6歳前後から生え変わりが始まります。

 

 

生え変わりが始まる、ということはつまり「グラグラ」し始める、ということです。

 

 

ですが、ここで注意していただきたいことは、「グラグラし始めたからもう抜くタイミングなんだ」、ということではないということなんです。

 

 

だいたい、実際に抜くのにベストなタイミングになるまでには、

 

 

グラグラし始めてから1ヶ月から半年ぐらいはかかると考えていただければと思います。

 

 

抜くタイミングを知る方法 

 

 

「グラグラし始めてから1ヶ月から半年」と言われても…

 

 

じゃあ具体的にはどんなときがベストなタイミングなの?とお感じになりますよね。

 

 

これに関しては、永久歯が生えてきている状況などにもよりますが、端的にいうと

 

 

「グラグラ」から「フラフラ」になる頃

 

 

と意識しておいていただければいいと思います。

 

 

歯がグラグラし始めると、子どもも気になってしまうと思いますが、この段階で無理に抜こうとしてしまうと(昔は糸を結びつけて抜いたりしましたが…)

 

 

痛みが大きかったり、出血が多くなったりしてしまいますので

 

 

子ども自身が舌でグラグラさせているうちに「フラフラ」するようような状態になるころがベストなタイミングになります。

 

 

ただし、永久歯が出てきている場合は要注意

 

  • 永久歯が出てきているのに全然ぐらぐらしてこない
  • いっこうに抜ける気配がない

 

といった場合には、永久歯の歯ならびに影響を与えてしまう恐れがあるので、歯科医院へ行くことをおすすめします。

 

 

 

生えてきた永久歯の位置について

 

 

まだ乳歯が抜けないうちに、永久歯が生えてくることはよくあることですが

 

 

その際、覚えておいていただきたいことは

 

 

下の前歯は、もともとあった乳歯よりも少し後ろ側に(ノド寄りに)生えてくることが多い、ということです。

 

 

これを知らずに、歯ぐきから永久歯の頭が出てきたとき

 

 

「え!? この永久歯、ちょっと後ろすぎない??」

「歯並び悪いのかも?」

 

 

と心配するのは、じつは多くのママのあるあるだったりします (^^)

 

 

こういう場合でも、ほとんどは生えきってしまうとキレイな位置に並ぶことになりますので、「そういうものなんだ」と理解しておいていただければと思います。

 

 

まとめ

 

 

昔はグラグラしてきた歯を糸で勢いよく抜く、なんてやり方も多くの家庭でおこなわれていたようですが

 

 

明らかに永久歯がどんどん顔を覗かせて生えてきた、等のケースを除いては

 

 

「あれ、気がついたら抜けてた」というぐらい、自然に抜けるタイミングを待っても遅くありません。

 

 

「グラグラ」が「フラフラ」になったらベストタイミング

 

 

という基本をぜひ覚えておいてくださいね。

 

 

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