こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。
毎日行う歯磨きですが、
- 風邪をひいていたり
- 熱があったり
など、体調が悪い日って、歯磨きすらめんどくさくなって、
そのまま寝てしまいたい…
ってなりますよね。
でも、その瞬間こそが、口腔ケアの正念場です。
もちろん、体調が悪いわけですから、いつもどおりの丁寧なケアをしろなんていいません。
でも、なにもせずにそのまま寝てしまうのだけは避けて欲しいんです。
虫歯や歯周病、口臭の原因を放置することになってしまうからです。
今回は、そんな風邪や熱で体調の悪い時でもできる、簡単で効果的な口腔ケアの方法についてお伝えします。
目次
風邪をひいているときの口の中はとても不潔
まず、風邪をひいていたり、熱があったりするときのことを思い出してみてください。
- 口の中がベタベタする
- 歯がザラザラする
- 口臭がする
体調が悪いわけですから、なかなか正確には思い出せないかもしれませんが、こんな状態になっていることが多いと思います。
このような状態というのは、虫歯や歯周病、口臭が悪化してしまう条件がそろっていることを意味しています。
その原因というのはいくつもあって、パッとあげるだけでも、以下のとおり、どんどん出てきます。。
体調不良時に口内環境が悪化する原因
- 鼻がつまるので、口呼吸になる
- 唾液の量が減る(唾液は虫歯予防になくてはならないものです)
- 食欲がなくなるので、アイスやゼリー、プリンなど、甘いものを1日に何度も食べてしまう
- 喉が痛いので、のどあめをちょこちょこなめてしまう
- 嘔吐を伴う風邪の場合、口の中が胃酸で酸性になってしまう。(酸は歯を溶かして虫歯の原因になってしまうんです)
- しんどくて、歯磨きせずに寝てしまう…
こうなってしまう気持ちはとてもよくわかるのですが、
ここで「どれだけ口腔環境を悪化させないか」と、手を打つことが、虫歯や歯周病、口臭を防ぐポイントになるのです。
虫歯菌や歯周病菌は、 風邪や体調不良で弱っているときにこそ忍び寄ってくるんですよ…
ホントにヤな奴ですよねー。。
風邪や体調不良時にできる口腔ケア3選
ではそんなしんどい時に、簡単に実行できて、効果的に口腔ケアができる方法を3つおつたえします。
のど飴のかわりにキシリトール100%のアメをなめる
のどが痛いとき、あなたはどんな対策をしていますか?
「うがい」がもっとも一般的な対策だと思いますが、「のど飴をなめる」という方も多いのではないでしょうか。
でも、この「のど飴」って、口腔ケア的にはあまりおすすめできないんです。
その理由はなんといっても砂糖が入っているということ。
龍角散など、たしかにのどに効果はあるのですが、歯にとっては、たくさんの砂糖が虫歯や歯周病などの原因となります。
でも、イガイガするのどはなんとか潤したい
ですよね。
そんな時におすすめなのが甘味料としてキシリトールを100パーセント使用したタブレットです。
具体的にはこちらですね。
のどに作用する生薬などは入っていませんが、なめている間にいがいがいするのどを潤すことができて、不快感はかなりやわらげることができます。
なにより砂糖不使用で(人工甘味料も使用していません!)、
虫歯の原因にならないことはもちろん、なめながら出る唾液の効果で、虫歯や口臭を予防する効果もあります。
もちろん、味も文句なくおいしいですので、ぜひのどが痛くて困っている方はお試しください^ ^
甘いものが食べたくなったらキシリトール100%のお菓子にする
またまたキシリトール100%シリーズですが^^;
これは歯にとって本当に効果のある方法なので、何度でも紹介させていただきます。
風邪をひいているときって、
食欲がわかないけど、逆にふと、甘いものが食べたくなったりする…
ってこと、ありますよね〜〜。
そんなときにこそ、キシリトール100%のお菓子の出番です。
キシリトール100%シリーズには、おなじみのガムや飴、タブレットだけでなく「お菓子」もあるんですよ。
例えば、わたしが実際に食べて、絶対におすすめできるのが
- キシリトール100%のチョコレート
- キシリトール100%のグミ
なんです。
まず味なのですが、これはもう、砂糖でできたチョコやグミと変わりなく、おいしいです。
後味が若干スッキリしてるかな?と感じますが、むしろ味としてはその方が好ましい感じすらして^ ^ 個人的に、自信をもってみなさんにオススメしたいシリーズです!
体調の悪いときこそ食べたくなる甘いものには、ぜひ一度キシリトール100%のお菓子をためしてみてください。
普通のお菓子となんら変わらないおいしさに、びっくりされると思いますよ ^^
ここまでお伝えしてきたキシリトールシリーズですが、
一部の甘味料にキシリトールを使っている、のではなくて 甘味料は「100%キシリトール」である、という点が最大のポイントです。
キシリトールは、科学的に虫歯の原因にならないのですが、 スーパーなどで見かけるキシリトール入りのガムや飴をよく見ると、
甘味料の一部としてキシリトールを使用しているだけで、同時に砂糖を使っている商品がとても多いです。
「キシリトール入り」という文字を見かけた際には、それが100%なのかどうかを絶対に確認してくださいね。
うがい不要の歯磨き粉「ブリアン」を使う
最後は歯磨き粉です。
風邪や熱があるときは立ち上がることすら面倒で、ただですら手間だと感じる歯磨きが、 より一層めんどくさくなってしまうものです…
ですが、歯科衛生士としてはやっぱり、歯磨きしなくてもいいですよ、とは言えないのです。
1日を過ごした歯や歯の間に詰まった汚れの恐ろしさを知っているだけに、どうしても言えません…
ですが、どうしても
- 起きあがるだけでも辛い
- 洗面所で立っているのもしんどい
ということであれば、この「ブリアン」という歯磨き粉をぜひ使ってみてください。
【子ども用】
日本初!虫歯菌除去用成分『BLIS M18』配合子供用歯磨き粉【ブリアン】
このブリアンは、虫歯の原因を除去してくれるという優れた歯磨き粉で、
とくに、虫歯菌が口の中に定着する前のお子さんが継続して使用すると、虫歯にならない口内環境をつくれるということで
世のお母様方に非常に人気の商品です。
ですが、ブリアンは子どもだけに有効なのではありません。
大人用も用意されており、歯周病や口臭に対するケアも可能となっています。
なぜこのブリアンが体調不良時におすすめなのかというと、
「うがいをする必要がない」からです。
つまり、体に害のある成分が一切含まれておらず、歯磨き後、うがいで吐き出す必要がないんです。
ですので、洗面台に立っていることすら辛いような状態でも、
- ベッドに腰かけたまま
- お部屋の椅子に座ったまま
で歯磨きを終えることが可能です。
また、粉状で「個包装」されていますので保存にもとっても適していることから、ストックとして持っておける便利な歯磨き粉です。
我が家では旅行の際などにも、日数分のブリアンを用意してもっていくのが習慣です ^ ^
関連記事:【衛生士のカバンの中身】旅行用おすすめ歯みがきセットを紹介します
まとめ
以上、我が家でもじっさいに活用している「体調不良時の口腔ケアの方法」でした。
今回は3つ紹介しましたが、どれかひとつでもけっこうです。
「あ、これ便利そう!」と思った方法があれば、ぜひじっさいに試してみてください。
とくにキシリトール100%シリーズなどは、人にオススメしたところ、ハマってしまい、日常的に食べるようになるという方も多く知っているぐらい、ほんとうに効果的ですよ〜〜
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