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こんにちは。歯科衛生士のナカタ コマチです。
自分の舌で歯に触れたときに
なんかザラザラしてて気持ち悪いなあ
汚れがこびりついてるような気がする…
って感じること、ありませんか。
これはその印象のとおり、歯の表面に歯垢(汚れ)などが付着している状態です。
不快であることはもちろん、
虫歯や歯周病の原因になる状況でもあります。
ふつうに考えると、歯に汚れがついているのですから、歯ブラシで磨いてしまえば解決するだろう、と感じると思うのですが
これ、意外と簡単に取れなかったりするんです。
または、歯を磨いても、またすぐにザラザラしてきてしまうということもあります。
さらには、ザラザラを落とそうと意識するあまり、間違った磨き方をしてしまい逆効果になってしまうことも意外と多いケースです。
こういった状態に心当たりのある方は、今までの歯磨きの「道具」や「磨き方」がよくない可能性が高いですので
これからお話しする内容をよくお読みいただき、ツルツルが長続きする歯を手に入れてくださいね。
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目次
歯がザラザラする主な原因
大きくわけて、歯がザラザラする原因は以下の3つがげられます。
- 歯垢が蓄積している
- 歯石がついている
- 歯を磨きすぎて傷がついている
それぞれについて、くわしくみていきましょう。
歯垢が蓄積している
これは比較的イメージがしやすいですよね。
歯の磨き方が悪かったり、使っている歯ブラシがあまりよくないものだと、
しっかり歯磨きをしているつもりでも、じつはよく磨けていないということはとても多くあります。
これにより、歯や歯の間についた汚れが徐々に蓄積していき、
気がつくと「なんかいつも歯がザラザラしてる…」という状態になります。
歯石がついている
さきほどお話しした「歯垢」が歯ブラシなどでうまく落とせないと、歯垢が固まり「歯石」になります。
歯垢が歯石になるまでの時間は、約24時間です。
ですので、どんなにあなたがきれいに歯磨きをしているつもりでも
うまく磨けていない部分の歯垢は、そこにたまり続け、
24時間がたつころには歯石となって歯にこびりついてしまうんです。。
一度「歯石」になってしまうと、歯ブラシをはじめとする自宅でのケアでは落とすことができません。
歯科医院で歯石の除去(これを「スケーリング」といいます。)を行う必要があるんですね。
こうなると時間もお金もそれなりにかかってきてしまうので、歯垢が歯石になってしまう前に、日々のケアで対応することがとっても大切です。
磨きすぎて歯に傷がついている
ここまで、歯がザラザラする原因として
- 歯垢
- 歯石
をあげてきましたが、
意外と盲点になってしまっていて注意が必要なのが、この「歯の傷」です。
というのも、
「なんか歯がザラザラして気持ち悪い」と感じると、ほとんどの方は
そのザラザラを落とそうとして、歯をゴシゴシと強く磨いてしまうんですよね。
これが逆効果となって
- 歯に傷をつけてしまい
- その傷のデコボコに汚れが付着してしまう
ことで、歯垢や歯石の温床となってしまうんです。
では、歯のザラザラを解消し、ツルツルに保つためにはどうすればいいのか
その方法をくわしく説明させていただきますね。
歯のザラザラを落とす方法
まずは歯ブラシでていねいに磨く
基本はやっぱり日々の歯ブラシでの歯磨きです。
ですが、歯磨きは「やればいい」のではないことを、理解していただきたいのです。
同じ時間を使って歯磨きをしていても、
- やり方を間違えていたり
- 使う歯ブラシを間違っている
といった要因で、歯磨きの結果には天と地ほどの差が出ます。
歯磨きのやり方と歯科衛生士として自信をもっておすすめする歯ブラシを、以下の記事でまとめていますのでぜひご覧くださいね。
【歯科衛生士が使ってる】超王道歯ブラシは「タフト24」と「DENT EX システマ」です
フロス 、歯間ブラシ、ワンタフトブラシでワンランク上のケアを
先ほどご紹介した歯の磨き方と歯ブラシを使えば、最低限の歯垢はきれいに落とすことができます。
ただ、すべての歯のすべての面を1本の歯ブラシで磨こうとすると、時間がかかってしまうほか
歯ブラシだけでは絶対に落とせない歯垢もあります。
そこで必須になるのが
- デンタルフロス
- 歯間ブラシ
なんです。
歯科医や歯科衛生士で、フロスや歯間ブラシを使っていない人はいないはずです。
それほど、このふたつの道具は、歯や口臭に効果が高いですので、絶対に使っていただきたいんてす。
それぞれの道具の使い方や効果については以下の記事にまとめていますのでご覧ください。
「フロス」と「歯間ブラシ」どっちを使えばいいの? 歯科衛生士がくわしく説明します
歯を傷つけないように磨く方法
最後に、しっかり磨いている方が陥りがちな「歯の磨き過ぎ」に対する対処法をお伝えします。
まずゴシゴシ磨き過ぎない、というのは大前提です。
歯垢は、歯についていても、ちょっとこすれば落とせるものです。
そもそも、強くみがく必要なんてないということです。
加えて、さらに多くの方が間違ってしまうのが、使う歯磨き粉です。
- 「お口スッキリ、口臭予防!」
- 「輝く白い歯に!」
- 「スクラブで歯と歯の間もきれいに!」
といった、歯科医や衛生士なら絶対にだまされない売り文句でも
CMや店頭で並んで宣伝されていると、思わず手にとってしまうしまう方が本当に多いと感じます。
「お口スッキリ、口臭予防!」は、「清涼剤」といってスーッとする成分を配合していますが、これは口腔ケアには必要な成分でないばかりか、害があるものです。
「スクラブで歯と歯の間もきれいに!」は、まったく根拠のない売り文句で、歯科医院で患者さんのお口をみていると、こんな驚くべき状態を目にすることもあります。
このツブツブは、いわゆる「スクラブ」で、歯と歯の間をきれいにするなんていわれますが、
実際は口腔内に残り、口腔環境を悪化させる原因になっているので、
ぜったいに使ってはいけない歯みがき粉の典型となります。
そして、「輝く白い歯に!」は、多くの歯磨き粉で「研磨剤」とよばれる成分が配合されています。
研磨剤はたしかに歯の着色を落とすことはできるのですが、それは歯の表面を削ることで得られる効果なので
長い間使っているうちに、だんだん歯がしみてくるようになります。(これを知覚過敏といいます。)
歯科衛生士が使ってるオススメ歯磨き粉
お店の売り文句に惑わされずに、本当に品質の良い歯磨き粉をえらんでいただくために
わたしが現在使用している歯磨き粉をご紹介しておきますね。
歯科衛生士としておすすめする歯磨き粉は、なんといってもこちらのジェルコートfです。
さきほど害があると言った「清涼剤」や「研磨剤」をつかっていないことはもちろん、
フッ素を配合していますので、虫歯予防に大きな効果があります。
歯科医院の窓口などでは必ず売っているほどの、定番中の定番の商品です。
着色汚れ・ホワイトニングに興味のある方は
さらに歯の黄ばみや着色が気になっていたり、歯を白くしたい!とホワイトニングに興味のある方であれば
プレミアムブラントゥースというホワイトニング専用歯みがき粉がとてもおすすめです。
プレミアムブラントゥースについては、使い心地や効果など、以下の記事でくわしく説明していますので、ぜひご覧ください (^^)
歯の黄ばみを白くする|衛生士が使ってるおすすめホワイトニング歯磨き粉
まとめ
歯のザラザラを落とすためには、歯ブラシでゴシゴシ磨けばいいものではない
ということがわかっていただけましたでしょうか。
フロスや歯間ブラシを使って、歯ブラシでは落とせない汚れを落とし
せっかくですから、歯みがき粉も本物とされるものを使ってください。
わたしは、
- ジェルコートFをベースに使いながら、
- 定期的にプレミアムブラントゥースで着色汚れを落とすことで
口腔ケアと自宅でのホワイトニングを行なっています。
【関連記事】歯の黄ばみを白くする|衛生士が使ってるおすすめホワイトニング歯磨き粉
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